転職に有利？それとも不利？どっちだろう
人は何かを決めるときに、その選択が自分にとって有利なのか、それとも不利なのかを考えているののです。
それは人間というのが、意識的なのか無意識的なのかにかかわらず「自分が得をするように」合理的に生きている生物だからです。
もちろん、これは転職や就職においても例外ではありません。
何かをするうえで、これをしておくと転職に有利になるのかを考えたうえで決定しているのです。
そんなわけで、「転職に有利なのか？」それとも「転職に不利なのか？」いくつかの事例を交えて考えてみたいと思います。
転職に有利な時期は3〜4月と9〜10月だがあまり気にしなくて良いレベル
転職に有利な時期ですが、一般的には3〜4月と9〜10月が他の時期と比べると有利だと言われています。
確かに、年度が変わることで増える退職者の後任確保や新規事業が始まるタイミングで、求人を増やす企業が増えるため、これらの時期に企業側の採用ニーズが全体的に増えることは事実です。
ただし、求人が増えることで、それに伴って求職者の数も増えるため、競争率という意味においては、必ずしもこれらの時期に転職すべきとまでは言いきれません。
また自分が転職したいと考えている企業の求人が、上記の時期に出ているとは限りません。
それよりも、転職したいと考えている今現在が最も転職するのにベストなタイミングなので、転職を思い立ったらすぐ転職エージェントに登録しましょう。
転職に不可欠な資格でなければ、それほど気にする必要はない
確かに、転職先企業の業務に関連する資格があった方が転職に有利なのは間違いありません。
資格試験というのは、その資格にふさわしい能力があるかどうかを、ある程度客観的に証明するためのものですので、企業側も資格を持っていることだけで一定の評価はしてくれるからです。
ただし、割近くの企業が資格の有無は問わないと表向きは回答しているため、転職時期を後伸ばししてまで資格を取るべきとまでは言えないでしょう。
もちろん、
- 「普通自動車免許」の資格
- 「薬剤師」の資格
- 「臨床検査技師」の資格
- 「建築士」の資格
- 「宅地建物取引主任者」の資格
- 「医薬情報担当者（MR）」の資格
- 「管理栄養士」の資格
- 「電気主任技術者」の資格
のように、その業種に転職するために「必須」とされている資格は有利かどいうかに関係なく取っておかなければなりません。
ただし、その資格を持っていなくても、業務を行うのに支障がないのであれば、あったほうが多少有利ぐらいの捉え方で良いでしょう。
たとえば、システムエンジニアに転職するにあたって、国家資格だと「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などがありますが、これらの資格がなくとも、基本的にはシステムエンジニアに転職することは可能です。
こうしたIT企業の場合、こうした国家資格や、シスコやオラクルなど民間のベンダー資格を取得すると、合格報奨金を支払ってくれる会社もあるため、そうした会社であれば、転職してから資格取得を考えた方が得ですね。
いずれにしても、転職に必要不可欠な資格でないのであれば、資格取得のために転職を先延ばしにするのは全く賢い選択ではないといえます。
転職は若い方が断然有利
基本的に、若い人材の方が断然転職に有利になってきます。
30歳と40歳の求職者がいて、年齢以外の他の要素が同じである場合、ほとんどの企業が30歳の求職者を採用するでしょう。
たしかに、雇用対策法によって採用における年齢制限の禁止が義務化されています。
会社側は労働者の採用に関して、年齢に関わらず均等な機会を与えなければならないとしていますが、実際に企業側がそれを順守しているとは言えないでしょう。
前述した「資格試験の有無」や「転職に有利な時期」と違って、年齢は転職に大きく関係してくることになります。
そのため、自分自身の年齢を常に考えながら、転職すべきタイミングになったら速やかに行動に落とすことが必要になってきます。
管理職やエグゼクティブの採用でない場合、1歳でも若い方が転職に有利だということは、覚えておいた方が良いです。
