リストラされやすい人の特徴
何らかの理由により、企業が「不採算部門の整理縮小」や「成長分野への拡大進出」など、自社の業態の再構築をはかることをリストラと呼びます。
ニュースなどでは、「余剰人員の整理」などオブラートに包んだ難しい言葉が使われていますが、平たく言うと、従業員を解雇する(クビ)ということです。
会社をクビにされたら、生きるために必要な収入源が絶たれるため、労働者からしてみるとリストラは死活問題です。
冒頭でリストラされる背景に何らかの理由があると書きましたが
- 会社の業績不振
- 経歴詐称や犯罪歴の隠ぺい
- 能力不足
- 勤怠不良
などが主なリストラの要因となってきます。
もちろん、従業員は法律によりその身分をある程度強く守られているため、会社の業績が悪いからと言って、好き勝手に多くの社員を解雇しまくることはできません。
「ほんとに人を削らなければ会社がつぶれるのか?」
つまり、給与や賞与の減額・カットなどリストラする前に打てる手はなかったのか、またリストラされる社員に納得いく説明ができたのかも、必要要件に入ってきます。
それでも、日々多くの社員が会社都合で解雇されているのです。
一言でいうと「人気のない人」がまっさきにクビをきられる
ただこのようなリストラの中においても、「リストラされやすい人」と「リストラされにくい人」がいます。
リストラされやすい人から順番に解雇されていくということです。
リストラされやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか?
リストラされやすい人の特徴を一言でいうと、
「部下からも上司からも人気がない人」
という一言につきます。
もっと細かく言うと、
- 社員間のコミュニケーションが下手くそな人
- 正確が暗い人
- 気が短く気分屋な人
- 何事にもルーズな人
- 空気が読めない人
こうした社員がリストラ候補にまっさきに上がるといわれていますが、これら総称して「部下からも上司からも人気のない人」と一括りにすることができます。
協調性がないと上司も使いづらいですし、部下も仕事がやりにくいですからね。
確かに、こうしたことに気を付けることで、人から好かれる「リストラされにくい気質」を磨くことも無駄ではないと思いますが、はっきりいって大規模なリストラが断行されれば、誰もがリストラの対象となりうることになります。
そのため、リストラされたときは腹をくくってすぐに他社に転職できるだけのキャリアを日々磨いていくことが最も大事なことになってきます。
それから無職になってからの再就職は、在職者の転職よりもいろんな意味で不利になってしまうため、早めに複数の転職エージェントに登録しておいた方が良いです。
いざリストラされても、他社が欲しがる人材になっていれば、何も怖いことはありません。
リストラされた時のために「転職市場で戦えるキャリア」を身に着けておこう
不景気な時期は、大手企業のリストラのニュースが目立ちます。
たとえ自分自身がリストラされるような人材でなくても、会社のリストラ規模が大きければ、思いもかけずリストラされる可能性はあります。
マスコミ各社が報道している、リストラのニュースの見出しを見ても
- パナソニック子会社(プラズマ生産)の全社員250人が退職
- パナソニックの半導体部門、人員7000人に半減
- 富士通の早期退職優遇制度に2454名が応募
- パイオニアが国内外で1500名の人員削減
- JVCケンウッドが幹部職を対象に数百名規模の希望退職者募集
- グリーの希望退職者募集に205名が応募
- アステラス製薬が早期退職優遇制度による300名の削減へ
- コカ・コーラウエストが希望退職で300名の削減
- 大丸松坂屋、1千人削減
- 東芝、テレビ生産1カ所に集約 海外2000人削減
このように、大手企業による大規模なリストラが目立ちます。
ちなみに、ニュースにならないだけで中小零細規模の会社だと、世の中の景気不景気に関係なく、日々リストラが行われています。
このようなリストラに巻き込まれないために、先述したようなリストラされやすい人を脱却するというのも一つの手ですが、リストラ対象となってしまった場合に、いつでも他社に転職できるだけのキャリアを磨いておくことが何よりも重要になってきます。
リストラされたときに、他社が欲しがる人材になっていなかったら、年齢が高くなればなるほど、転職先は見つかりにくくなります。
いつ会社都合で解雇になっても、すぐに他社で働けるように、キャリアパスを考えながら働き、クビを切られる前に早めに転職エージェントを使って、優良な他社企業へ転職しましょう。
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