新卒でベンチャー企業に就職するのを避けた方が良い理由

新卒でベンチャー企業に就職するのを避けた方が良い理由

新卒でベンチャー企業に就職するのを避けた方が良い理由

就活中の人が後々後悔しないために声を大にして言っておきたいのですが、「ベンチャー企業の方が自分が成長するスピードが速いみたいだから」という理由でベンチャー企業に新卒で入社するのは辞めておいた方が良いです。

会社説明会などの際、小規模の会社がよく

  • うちは規模は小さいが、今勢いのあるベンチャー企業なのでやりがいがある
  • 社員が少ないので、裁量権を入社してすぐに持つことができる
  • 大企業では味わえないやりがいがある
  • すぐリーダーになれるので、大企業よりも自分自身を成長させることができる

といったアピールをするのですが、この言葉をそのまま鵜呑みにするのは危険です。

実は、自らベンチャーを名乗っている企業のほとんどが、ただの中小零細企業というだけです。

ベンチャー企業だと思って、夢をもって新卒入社したら、人を使い倒す系の何の特徴もない中小零細規模のブラック企業だったというのはよくある話です。
その場合は、第二新卒枠での転職が可能なうちに1日も早く転職することをおすすめします。

ベンチャー企業の定義を考えてみよう

結論から言うと、日本ではただ社員数が少ないだけの零細企業が、ベンチャー企業と名乗っているケースがとても多いです。

特にIT業界ではこうしたことが顕著で、どこでもやっているような事業なのにITというだけで「うちはITベンチャーです」と謳っている中小零細企業がとても多いです。

IT企業での社会人経験がそれなりに長くなると、こうした実情がわかってくるので、転職の際には事業内容にしっかり目を通すことで、本物のベンチャー企業かどうかを判別することができるので、それほど問題はないとは思います。

ですが、まだ社会人経験がない就活生にとっては、ベンチャー企業とは、将来性のあるオンリーワン企業といったイメージが強いので、大企業よりもベンチャー企業に入社して大成功しようと思う考える人が少なくないようです。

そもそもベンチャー企業とは、どういう企業のことを言うのか考えてみましょう。

ベンチャー企業とは、新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す。
wikipediaより引用

つまり、ただ企業の規模が小さいだけで「ベンチャー企業」を名乗るのは間違っているというわけです。

アメリカのITベンチャー企業がよくテレビや雑誌で特集されることがありますが、フロンティア精神、パイオニア精神で満ち溢れているアメリカでは、こうした本物のベンチャースピリットを持つ企業が育ちやすい風土を持っています。

ですが、日本にはこうしたベンチャー企業は実際それほど多くはありません。

日本でベンチャー企業と名乗っている会社をよく見てみると、人数が少ないことしか共通点がないのに、求職者からのイメージを良くするためベンチャー企業と名乗っている企業が本当に多いので、気を付けたほうが良いです。

そのベンチャー企業が「新技術や高度な知識」「創造的・革新的な経営」を持っているのかどうか、冷静にチェックする必要があります。

そう考えると、例えば「数十人の社員でホームページを作成している会社」が、ITベンチャー企業なのか、それとも中小零細企業なのかどうかの判断ができると思います。

ベンチャーにしか経験出来ないことってそんなに多くない

ベンチャー企業に就職、転職することのメリットとして、「大企業で経験出来ない経験が、ベンチャー企業にはできる」ことが挙げられることが多いですね。

これは半分当たっていて、半分間違っていると転職マニアは思います。

ベンチャー企業の定義通りの「本物のベンチャー企業」であれば、大企業で経験できない貴重な経験を積むこともできると思います。

ですが、ただ規模が小さい自称「ベンチャー企業」であれば、たいていのことは大企業でも経験できるため、大企業ではなくあえてそのベンチャー企業を選んで入社するメリットはないでしょう。

それ以外に、ベンチャー企業のメリットとして「株式市場への上場の可能性」も言われることがありますね。

  • うちは近いうちに株式市場への上場を目指している将来性のあるベンチャー企業です!!
  • 上場の際は社員にはストックオプションを与えるので入社するメリットは大です!!

こうしたことを会社説明会で聞かされて、テンションが上がる就活生の気持ちはよくわかります。

ですが、例えばITベンチャーブームだった2000年前後に上場した企業のほとんどが、今や倒産、吸収合併されたことを見ても、将来上場する可能性に期待することの意味はそれほど大きくはないと思います。

また、規模が小さいだけの「自称ベンチャー企業」はそれこそ星の数ほどあるので、そんな会社がマザーズや東証に上場することなど、一度も地区予選を勝ったことがない弱小野球部が、甲子園で優勝するぐらい難しいことであると、認識しておく必要はありと思います。

結論としては、ベンチャー企業は質もピンキリで、星の数ほど数もあるので、新卒で就活中の人は「ベンチャー企業」というだけで入社するのは危険が伴うので、辞めておいた方が良いということです。

就活で失敗して、自称ベンチャーに間違って入社してしまって後悔している人は、朝から晩までこき使われて精神を病んでしまうような状況になる前に、第二新卒枠での転職で再出発されることをお勧めします。

もちろん、優秀なベンチャー企業も少ないながらありますので、それはその業界でじっくり経験を積んで業界にも詳しくなった後、転職しても遅くないと思います。

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