社員平均年齢が若い会社は危険
会社の従業員の平均年齢が若い会社には注意が必要です。
仮に社員の平均年齢が28歳だとすると、大卒新人の大半が数年以内に辞めてるってことになります。
まず今働いている会社がどうなのかをチェックしてみましょう。
比較的平均年齢が低めであれば、その原因をいろいろと調べてみましょう。
今の職場が、社員の平均年齢が若く社員の定着率も低い会社なのであれば、不安に思って当然でしょう。
自分の人生に責任を持てるのは他でもない自分だけですから、自分自身のキャリア形成を何よりも大事に考えるべきです。
その結果、今の会社で働き続けることに不安しかないのであれば、いたずらに年を取って取り返しがつかなくなる前に、早めによりよい職場に転職されることをおすすめします。
会社の危険性は、社員の平均年齢だけでなく離職率など総合的に判断する
そのため、それなりに経営年数があるのに、30代後半、40代、50代の社員の割合が少ないなど、社員の年齢構成のバランスに偏りがある場合は、注意が必要です。
少なくとも創業から10年以上も経っていれば、社員の年齢構成の例として
- 20代未満(～20歳)・・・・・約5％
- 20代前半(20歳～24歳)・・・約10％
- 20代後半(25歳～29歳)・・・約15％
- 30代前半(30歳～34歳)・・・約20％
- 30代後半(35歳～39歳)・・・約20％
- 40代前半(40歳～44歳)・・・約15％
- 40代後半(45歳～49歳)・・・約10％
- 50代以上(50歳～)・・・・・約5％
などと自然とバランス良く構成されるはずです。
会社設立数年間は、経験者の中途採用がほとんどのはずなので、その人たちが普通に社内に残っていたら、平均年齢が極端に低いなどということにはならないでしょう。
仮に大学新卒である22歳から59歳まで平均して人員がいたら 平均年齢は40歳近くになっているはずです。つまり社員平均年齢が若い会社は何らかの理由で社員の定着率が悪いということになります。目安にはなりますが、30代半ばぐらいが妥当な平均年齢といえるのではないでしょうか。
確かに、設立数年の零細企業やベンチャー企業に関しては、データ自体が少ないため、社員の平均年齢だけで危険性を判断することはできないかもしれません。
そういう場合は、社員の平均年齢だけでなく
- 創業メンバーが何割残っているか
- 会社の離職率・定着率
- 会社を辞めていった社員の本当の退職理由
などを総合的にみて、会社の将来性を判断すると良いでしょう。
社員を大事に考えていない会社に期待するのはやめよう
新卒を大量採用する会社や1年中頻繁に社員募集してる会社をよく見かけますが、その場合は特に、社員の平均年齢、離職率、社員の定着率をチェックするようにしてください。
その手の会社は、社員を駒のように使い捨てする傾向が高いので入社を検討しているのでれば注意が必要です。
『うちは社員の平均年齢が２６歳なので元気で勢いのある会社です！』
こんな募集をかけている会社があれば、転職マニア的にはあまりおすすめ出来ません。
人件費が安くて体力のある若手で間に合ってるから、おっさんは早く辞めろと暗ににおわせているようなものです。
この手の会社は定年まで働くなんてとてもじゃなく、年齢が上がっていくにつれて、社内にいづらくなります。
若い社員は安い人件費でこき使って、体力的に精神的に疲弊した社員は辞めていかざるを得なくなるように、容赦なくパワハラをかけていくのは、典型的なブラック企業のやり方ですが、今いる会社、または入社を考えている会社がそうでないのか、真剣に吟味する必要があるでしょう。
それでも入社する人は、多くを期待せず、自分の必要なスキルを短期間で身につけるためだとか、短期間でお金を稼ぐためだとか、目的を持って入社されることをおすすめします。
