ダイバーシティは逆差別?女性優遇に不満を持つ男性多数

ダイバーシティは逆差別?女性優遇に不満を持つ男性多数

ダイバーシティは逆差別?女性優遇に不満を持つ男性多数

ダイバーシティは逆差別?女性優遇に不満を持つ男性多数最近企業のホームページや採用情報を見ていると、「弊社はダイバーシティに積極的に取り組んでいる」という言葉が目立ちます。

ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと(お台場にある複合商業施設のことじゃないよ、、)ですね。

性別の違いや人種の違いにとどまらず、学歴、年齢、価値観、性格、などのあらゆる多様性を取り入れ、人材を幅広く活用する。

その結果、生産性を高めようというこの取り組みは、とても素晴らしいものだと私自身思っています。

にもかかわらず、ネット上には「ダイバーシティ」に対する不平不満が想定以上にあふれています。

いったい、何に不満を感じているのか、気になったのでリサーチしてみました。

ダイバーシティはこんなにも素晴らしい

私が思うに、ダイバーシティが目指している理想形は、「機会の平等」をベースに採用した多様な人材を、適材適所に配置し、結果的に成果の拡大を目指すというところだろうと思っている。

門戸が万人に開かれていないのであれば、そこでの「結果の平等」なんて何の意味もないからだ。

優秀であればその人がどんな属性であれ、そこで差別するのは全くもって理にかなっていない。

  • 高卒よりも大卒を優先的に採用する
  • 女性よりも男性を積極的に採用する
  • 身体障害者という理由だけで採用対象から外す
  • 求職者の年齢を40歳未満に設定している

このような中途採用をしてきた柔軟性のない企業に未来がないのは言うまでもない。

中高年だろうが、女性だろうが、身体的にハンディキャップがあろうが、専門学校卒だろうが、そんなの関係ない。

そんな色眼鏡でフィルターをかけている時点で、優秀で即戦力になる人材を採用できないし、そんな企業は倒産待ったなしだ。

ダイバーシティに対する不平不満

私自身「一理あるな」と思ったのが、次のような意見だ。

ほとんどが、ダイバーシティとは名ばかりで、実力ではなく属性メインで採用していることに対する不平不満だ。

フェアじゃない!ってことだろう。

男女比合わせのために女性ばかり中途採用されてる

ダイバーシティ推進している企業はホワイト企業にみられやすい。

そして、そうしたホワイト企業でさえも、現状「男性社員」の割合が圧倒的に多い企業がほとんどだ。

そんな企業が男女比率を合わせるだけの目的で、女性社員を意図的に増やしたらどうだろうか。

これは完全に、ダイバーシティの目指す理想に反している。

「最近、明らかに実力がパッとしない女性が、世界屈指の外資系大手優良企業で採用されているのが目立つよね」

こういう光景を見かけると、「もっといい人材が他にもいるでしょ」という声が多くなるのもうなづける。

「男女比率」を近づけることが、採用担当のノルマになっているという声も聞くが、そんなことになったら本末転倒どころか、明らかに今までよりもマイナスになるのは言うまでもない。

急激に男女比率を近づけることを目的にすると、そうなるのは当然の結末なので、それぞれの会社のペースでダイバーシティに取り組めばいいと思う。

男女比が半々だからといって、その企業の評価が上がるわけでもない。

ただ、女性の転職において、かつてないほど転職しやすい時代になったのは事実。

これまで、不遇な扱いをされて悔しい思いをしてきた女性は多いと思うし、絶対に自分の実力を卑下することなく、自分の働きたい会社の中途採用募集に積極的に応募することを強くおすすめする。

出世やポジションクローズで過度に優遇

これも先ほどと同じで「形だけのダイバーシティ」と言われても仕方がない。

管理職に出世するのは狭き門だ。

またポジションクローズによって、リストラの対象になることもあるだろう。

そんな時、

  • そこまで能力に開きがなければ女性を管理職にしよう
  • ポジションクローズになったら男性を積極的に解雇(女性は異動)させよう

なんて、組織的に逆差別されたらどう思うか。

ふざけるなという話だ。

ダイバーシティするのであれば、徹底的に「フェア」に「平等」にしてもらわなければ、しない方がマシである。

プロテクト層「団塊」「バブル」組の言い分はただの嫉妬

こうした本物のダイバーシティに対して不満の声を上げているのは、団塊世代とバブル世代だ。

団塊の世代は70歳を超えているから、既に退職済みの人も多いだろう。

だから、バブル世代~退職間近の壮年男性と考えればいい。

彼らの世代はプロテクト層と呼ばれている。

バブル崩壊、リーマンショック、などあらゆる局面で、ツケを当時の若者世代(氷河期世代)に払わせ、自分らは会社にしがみついた張本人だ。

労働組合も彼らを守って、新規採用の門戸を固く閉ざした。

結果、日本経済がボロボロになったのは、ご存知の通りだ。

ダイバーシティで、本当の意味での実力主義になったら、真っ先に追い出されるのは彼等なわけで、そりゃ徹底抗戦してくるだろう。

つまり、「バブル世代」~「団塊世代」の高齢者層が反対してくる意見は、ガン無視でいい。

年相応にキャリアを身に付けてきた人材が重宝され、プロテクトされる事い甘んじてきた人材は、他に席をゆずって市場の適切な判断に身をゆだねるしかない。

【結論】形だけのダイバーシティは有害

繰り返しになるが、ダイバーシティの目指す理想形は素晴らしい。

皆が属性で不当に差別されることなく、得意な分野で適切な評価をされる日が来ることを願ってやまない。

事実、日本はダイバーシティにおいて、諸外国に大きく後れを取っているのも事実だ。

だが、形だけのダイバーシティなんて有害以外の何者でもない事も、採用担当者は自覚しておいた方がいい。

「わが社は女性の数が少ないから、次の求人は女性だけにしておいて~」なんて外ヅラだけいい企業は、口コミサイトなどで低評価を受けることは間違いないだろう。

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