ルーター設置業務で北海道出張！そして念願のネットワーク事業部へ配属

「ねえ。出張でルーターの設置業務があるんだけど・・・興味ある？」

本社の待機部屋で、手持無沙汰な状態だった転職マニアに、先輩社員さんが話しかけてくれたのは、北海道出張日当日の10日ほど前の事でした。

首から下げた社員証を見ると、その人はネットワーク事業部に所属する社員さんのようでした。

「ルーターの設置業務ですか？」

転職マニアはいきなり話しかけられて、驚きながらも、初めての仕事が回ってきたかもしれないと、心が高鳴るのを抑えながら質問しました。

「そう。ただね、北海道の業務だから出張してもらうことになるけど・・・」

北海道に出張？？

興奮状態のまま、転職マニアは立ち上がりました。

チャンスが来たら迷わず飛びつくことが大事

「ぜひやらせてください！！」

「研修でネットワーク機器の設置については、基本的に理解できていると思います！！」

「そう、じゃー転職マニア君にお願いするね。それから、今日から君はネットワーク事業部の所属になるので、よろしく！」

先輩社員さんは、そういって、待機部屋を後にしました。

「やったー！！」

ついに所属事業部が決まりました。

「念願のネットワーク事業部か！」

転職マニアは心底から喜びました。

ちなみに、このルーター設置の出張のオファーに対して、迷うそぶりを見せたり、何らかの理由をつけて断っていたりしたら、ネットワーク事業部への配属も決まらなかったと思います。

そう考えると、特に新人のうちは仕事を選ばず、「チャンスが来たら迷わず飛びつくことが大事」だとこの時転職マニアは強く確信を持ちました。

転職マニアは、この時の仕事のオファーを瞬時に快諾したことで、次のステップに進むことが出来たのです。

ネットワーク事業部は本社ビルの１２階にあるので、はやる気持ちを抑えながら、早速荷物をまとめて移動することになりました。

北海道出張の事前準備は万端！

北海道出張を1週間後に控え、転職マニアは作業内容を何度も確認しました。

某ECモールで使っているネットワーク機器のリプレイス作業ということで、設定内容は現状のものとほとんど変わらないということでした。

現状の設定はすでにあるため、北海道へ発つ数日前までに、新しいCISCOのルーターに設定内容を流し込んでおきました。

つまり、設定はすでに終わっているため、あとは北海道の現場に行って、コンフィグ設定済みのルーターを設置して、ネットワーク疎通確認をするだけ。

難易度も低くデビューの仕事にはもってこいです。

そして当日、持っていくものを何度も確認したのち、転職マニアは、北海道の札幌市に向けて出発したのでした。

会社出張では必要経費は領収書をもらう

初めての札幌！

転職マニアは、スーツにバックパックという奇妙な恰好で札幌空港に降り立ちました。

すぐに札幌市内の滞在先のホテルへ向かったのですが、思いのほか気温が高くてすぐに全身が汗だくになりました、、

誰だよ、北海道は夏でもヒートテックが必要だって言った奴は・・・

同僚社員に「北海道は真夏でもヒートテックと長袖は必須だよ」と出発前言われていたのですが、どうやら初めての北海道ということで、転職マニアはからかわれたようです。

ホテルに到着して、重い荷物を降ろし、明日必要となるLANケーブルを購入するために、札幌市内の家電量販店を探すことにしました。

「そうそう、領収書をもらってこないと、会社からお金が出ないんだったな」

転職マニアは、LANケーブルを購入時の領収書も忘れずに家電量販店でもらってきました。

出張の醍醐味は地元のグルメを満喫すること

日が暮れてきたので、夕ご飯を食べることにしました。

転職マニアは、まだまだ社会人になりたてなのでお金に余裕はありません。

ですが、初めての出張ということもあり、夕ご飯にはご馳走を食べようと決めていました。

「カニの食べ放題、2時間5000円」

すすきの繁華街を歩いていたときに、目にしたこの看板に魅せられて、初出張の夕食のメニューはカニの食べ放題に決定しました。

この日を境に、転職マニアは全国各地を出張しまくるのですが、確実に言えることは、出張先での夕食は、ご当地グルメを堪能しないともったいないということです。

今まで一度も出張に行ったことがない後輩にとって、先輩社員の出張話はとても興味深いモノになります。

ただ、出張先での仕事の内容を話すだけでなく、出張先で経験した楽しかった思い出も話すことで、出張に対する興味も余計にわいてくるというものなので、出張先では仕事に支障が出ないレベルで、楽しむのは良いことだと思っています。

ちなみに、はじめて任された今回の仕事ですが、クライアントも満足のいくレベルで完成させることが出来たため、転職マニアの社内での評価は一夜にしてうなぎのぼりに上がったのでした。

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