仕事できないから安月給なのではない
何で自分はこんなに安月給なんだろうと、自分のことを情けなく思ったことはありますか?
- 「今年で自分も40歳だけど、大学のころの同級生はすでに年収1000万円超えているのに、自分はまだ年収300万円にも満たない。」
- 「今まで一生懸命働いてきたつもりなのに、どこで周りとこんなに給料の差が開いたのだろう、、」
- 「こんな安月給のままで、今後自分の人生はどうなっていくのだろうか。」
私も経験があるので、その気持ちはよくわかります。
ただ「給料が安いこと」と「仕事ができないこと(努力してないこと)」は全く関係がないので、その点で落ち込む必要はまったくありません。
1.給料の高さは入った会社のレベルでほぼ決まります
給料の高さは、人材としての価値とイコールではありません。
誤解を恐れず率直に言えば、給料の高さは、入社した会社次第で決まります。
- 参入障壁の高い業界で商売している企業
- 上場している大企業
- 売り上げ規模の大きな企業
- 社歴の長い企業
一例を上げましたが、このような「”優良企業”に正社員として入社できるかどうか」で、本人の人材としてのスペック関係なく、給料の高さというのはおのずと決まってくるのです。
なので、今現在の安月給が悩みだという人は、今の会社にとどまっている限り、その悩みが解消されることはありません。
出世とか考え手も無駄です。
自分の上司は高給取りですか?
そんなことないですよね。
安月給の悩みを解決する方法はただ一つ。
給料の高い会社に転職することです。
2.給料の高い会社に転職するために必要な2つの重要なこと
給料の安い会社から、給料の高い会社に転職することは、けっして不可能なことではありません。
そのために重要なことが「2つ」ありますので、そのあたりのことについて書いてみたいと思います。
2-1.給料が高い会社が求めている人材になる
ここまで、今の給料が低い理由は、人材としての価値がないからではなく、高い給料を払える会社で働いていないからだという話をしました。
そして高い給料を払える会社で働くためには
- 新卒就活でいい会社に入る
- 人材の価値を高めいい会社に転職する
このいずれかの選択肢しかありません。
すでに「新卒カード」使って給料が少ない会社に入社しちゃってるので、「1」の選択肢はもともとありません。
つまり、給料が高い会社に頑張って転職する必要があり、そのためには、その会社が求める人材になる必要があります。
給料が高い会社に転職する最大のポイントは、転職を繰り返すことで徐々に給料の高い会社にシフトチェンジしていくということで、1回の転職で一発逆転を狙えることはそうあることではありません。
イメージとしては、
【1社目:年収300万】→【2社目:年収950万】
ではなく、
【1社目:年収300万】→【2社目:年収450万】→【3社目:年収600万】→【4社目:年収950万】
という方が現実的です。
年齢が40歳に近づいてくると、給料の伸びも鈍化していくため、22、23歳位から、「自分のキャリア」と「そのキャリアで狙える企業のレベル」を見比べながら、早め早めに動いていくことが大事になってきます。
いくら経験を積んでも、38歳とかになってから「そろそろ転職するかな」と重い腰を上げて転職の準備を始めても、時すでに遅しです。
もはや自分のキャリアに見合ったおいしい求人なんてないと考えていいです。
今の安月給から卒業したいのであれば、若い時から計画的にステップアップしていく方法を模索しましょう。
2-2.転職活動の方法を工夫する
そして、高月給で待遇の良い会社に転職するために、かなり大事になってくるのが、どの転職サービスを使って転職活動をするかになります。
自分の人材としての価値を、いい会社に評価してもらいたいのであれば、転職エージェントを使った転職活動がもっとも効果的な選択肢になってくると思います。
※参考記事:高月収の会社に転職するのに適した”おすすめの転職エージェント”【BEST3】
転職エージェントと似たような転職支援サービスに、ヘッドハンティングサービスがありますが、スカウトされるのを待つヘッドハンティングサービスよりも、複数の転職エージェント(人材紹介会社)に登録し、適任者として求人企業に紹介してもらった方が、はるかに早く転職を決めることができるので、転職エージェントをベースに転職活動をすすめることを強くおすすめします。
繰り返しになりますが、仕事できないから安月給なのではなく、給料のいい会社にいないから安月給なだけなので、職場のグレードを早め早めに上げていくことで、高月給を狙っていくことが可能になってきます。
「夫の安月給に耐えられなくなってきた」と離婚を切り出す妻も増えているという、ちょっと世知辛い世の中ではありますが、会社を変えることでその悩みから解消される可能性はあります。