テクニカルサポートとヘルプデスクの違いと転職活動時の注意点
エンジニア系の求人を探しているとよく目にするのが「テクニカルサポート」と「ヘルプデスク」のお仕事。
どちらも人気の高い職業なのですが、その理由は
- いつでもどこかの会社で採用活動をしている
- 一度に大量採用かける企業が多い
- 採用のハードルがそれほど高くない
ことにあると感じています。
つまり「採用されやすい」ため「転職活動が長引かない」傾向が強いため、転職に困ったら「テクニカルサポート」や「ヘルプデスク」を検討するって人も少なくないようです。
ただし、この「テクニカルサポート」と「ヘルプデスク」は、求人情報を見ると一緒に分類されていることが多いため、何が違うの?と不思議に感じている人もいるのではないでしょうか。
より高度な技術が求められるのがテクニカルサポート
テクニカルサポートもヘルプデスクも、どちらもユーザーが抱えたトラブルを解決するという意味においては大きな違いはありません。
大きな違いとしては、
- サポート対象が異なる
- サポート内容が異なる
- 必要となるスキルが異なる
- 給料がテクニカルサポートの方が高め
点が挙げられます。
まず、テクニカルサポートのサポート対象は、エンジニアであることが一般的です。
社内SEやヘルプデスクからのエスカレーションだったり、SIERやソフトハウスのエンジニアだったり、サポート対象のリテラシーも高めなので、より高度なテクニカルスキルが求められることになります。
一方の、ヘルプデスクは、企業の製品やサービスを利用しているユーザーの問合せ先というのが一般的となります。
使い方がわからない人へのサポートなので、製品の仕様を把握し、それを教えるスキル(メール対応・電話対応・コミュニケーション能力)さえあれば、それ以外の高度なテクニカルスキルを持っていなくても務まることになります。
またわからないことがあっても、テクニカル部門にエスカレーションさせて、戻ってきた回答をそのまま案内することもできる場合も多いので、回答できず長時間ハマってしまうことも少ない傾向があります。
高度なスキルを求められる分、テクニカルサポートの方がヘルプデスク業務よりも、給料が高めに設定されていることが多いです。
応募資格を満たしていればテクニカルサポートの方がおすすめ
仕事内容は似通っていますので、サポート業務に興味のある人は、「テクニカルサポート」と「ヘルプデスク」両方を検討してみると良いでしょう。
ただ、給与面では、テクニカルサポートの方が優遇されている傾向があるため、
- データベース系
- ネットワーク系
- プログラミング系
、、、などなど、仕事で求められるスキルを満たしているのであれば、ヘルプデスク業務よりも、テクニカルサポートの求人を優先させて応募するのも良いでしょう。