今の会社で働きたくないと思った時の取るべき行動とは?
今回は、今の会社で働きたくないと思ったときに取るべき対処法について書いてみたいと思います。
まずこの「働きたくないという気持ち」ですが、これ自体は漠然とした感情なので、何がそう思わせているのか原因を特定する必要があります。
そのため、少し冷静になって、合理的、論理的に次の手順で自分自身を見つめなおしてみることが最初のステップになります。
- 乗り越えるべき試練なのかどうか
- 今の仕事が楽しいかどうか
- 自分のキャリアパス上、その会社で働く必要性があるか
- 定年退職時、その会社で働いているイメージがあるか
なんとなく今の職場で働きたくないなと思っているだけでは、取るべき正しい選択肢が何なのかわかりませんので、冷静に自分の本心と向き合ってみる必要があります。
一時的にしんどくて働きたくないのか、その会社で働きたくないのか、どっちなのかをはっきりさせる
どんな仕事にだって、乗り越えるべき試練はあります。
その乗り越えるべき試練がしんど過ぎて、「会社辞めたいな」「働きたくないな」と思っているのであれば、まずは目の前の仕事を成功させることに全力をそそぎましょう。
このタイミングで転職するのもアリですが、乗り越えるべき試練を乗り越えた体験が、自信として自分の財産になります。
ただし、それは「今の会社で働き続けることに価値がある」または「この会社で手に入れたいキャリア、実績がある」場合に限ります。
つまり、今いる会社が
- 定年までなんとしてでもこの会社で働き続けたい
- もうすぐ転職したいが、そのためにはこの試練を乗り越える必要がある
- 社長にほれ込んでいて、一生その社長と人生を共にしたい覚悟がある
と判断できるのであれば、歯を食いしばって、頑張って働くしかないでしょう。
ただし、そうではなく、働きたくないと思っているのに、働き続けるメリットがないのであれば、他の会社への転職を早めに検討するのも、正しい選択肢の一つであることは知っておいた方が良いです。
転職には適齢期があるので、その会社に定年まで一生いるのでなければ、意味のない苦労に年月を費やすのは得策とは言えません。
40歳過ぎてから、会社に見切りをつけて転職しても、時すでに遅く、転職先が見つからないということはよく起こりうる話です。
働きたくないのに無理して働き続けると、取り返しのつかない病気になる可能性がある
正社員として働く場合、残業が全くない状態でも、会社に8時間は拘束されます。
寝る時間を除くと、一日の半分以上を、今の会社で働くことに費やしていることになります。
つまり、「仕事が楽しくてしょうがない人」と「仕事が楽しくなくて今の会社で働きたくない人」とでは、人生の満足度が全く違ってくるということになるわけです。
そして、働きたくないのに無理して働き続けると、取り返しのつかない病気になる可能性があるので注意が必要です。
嫌なのに無理して働き続けることで高いストレスを身体にため続けてしまい、うつ病や躁うつ病などのなかなか完治しない精神的な疾患になる社員も多くいます。
鬱病や躁うつ病は、心の病と言いますが、実際のところ脳の病気だということがわかってきています。
それ以外に、無理がたたると、「気分障害」「無気力」「不眠症」「全身の震え」など身体のいたるところに不調が出てきます。
長い間のストレスで脳の一部の働きが正常に機能しなくなり、身体を動かすだけでシンドイ状況に追い込まれるのです。
- 頭が働かず正常な判断に時間がかかる
- 身体が辛くてこれ以上今の会社で働くのが嫌
- 毎日這うようにしていやいや会社に出社してる
このような方は、身体を壊して一生後悔する前に、ストレスが極力かからないような、自分の好きな仕事をできる環境に転身する方法を考えるのが望ましいと強く思います。