会社にキーボード打つのがうるさい社員がいる!対処法は?
確実に言えることですが、キーボードを打つ音がうるさい人は社内で間違いなく嫌われます。
本人が意識的なのか、無意識的なのかにかかわらず、キータッチの大きな音は、他の周りで仕事をしている社員の迷惑になるからです。
他人のキータッチ音があまりにも大きいと、仕事に集中できないためイライラするのです。
入社早々、隣の社員のキーボード打つ音のうるささに精神を病んで、会社に来なくなった人もいるぐらいです。
このようなキーボードタッチ音のうるさい社員が近くにいる場合、どのように対処すれば良いでしょうか。
1.立場が上の社員に注意してもらう
前職での話ですが、ENTERキーが壊れるぐらい思い切り打つ後輩の女性社員がいました。
気が強く、せっかちで、早口で、気が短く、人の揚げ足取りをしてはどや顔するタイプの事務職の女性でした、、
私も含め、周りの社員がその女性の出す騒音にすごく迷惑していたので、私は直接
- あなたのキータッチ音が騒音レベルにうるさいこと
- あなたのキーボード打音のために、仕事に集中できない社員が多くいるということ
- そのために、良くない噂が立ちつつあること
を面と向かって伝えました。
なんで、こんな言いにくいことを面と向かって直接言えたのかというと、「私が彼女よりも仕事上の立場が上だから」でした。
私だって言いたくありませんでしたが、他の後輩社員からも苦情が上がっており、このままだとチーム全体の士気低下につながると危惧したからでした。
ただ、パワハラにならないように、本人一人だけを別室に呼び出し、他に誰もいない空間できわめて淡々と伝えました。
本人は私の話を聞いてとてもショックを受けたようで反省していましたが、私は聞かずには入れなかったので、
「全社員同じキーボードを使っているのに、あなたのキーボードの音だけがずば抜けてうるさいのはなぜだと思うか」
と聞いてみました。
するとその社員は、周りにどれぐらい不快な思いをさせているか全く気付かなかったとしながらも
- キーボードを強く打つと気持ちがスッキリする。
- 自分のキーボードの打音で仕事の調子に乗れる。
- キータッチに夢中になることで、仕事への集中力が高まる
ということを感じているということでした。
周りの気持ちに気付いていない空気が読めていないところが、彼女らしいなと思いました。
私はその女性社員よりも立場が上だったので、言いやすかったですし、言うことが本人のためにもなると思ったので言いましたが、騒音のする社員が自分よりも立場が上の場合、さらに上の社員を巻き込んでお願いしてみるのもよいと思います。
今の職場に強い思い入れはないし、近いうちに転職するからいいやって方は、一時的に我慢して、転職エージェント使って今よりもよい職場環境に転職すると良いでしょう。
2.ストロークが小さいキーボードに取り替える
さて話を元に戻します。
その女性社員の外見は、爪が長く、ピアノを長いことしていたということで指の力が強い感じがしました。
そこで、私は
- 爪は清潔感のあるサラリーマンの常識の範囲内に短く切っておくこと
- 自分のキータッチ音は大きいことを自覚して仕事すること
を指示したうえで、彼女のキーボードをキーストロークの浅いモノに買い替えることにしました。
キーボードの種類によってキーを押した時の沈む深さは異なってきますが、この深さのことをキーストロークといいます。
キーストロークが大きいと、一般的にキータッチ音が大きくなる傾向があるため、キーボード事態を取り替えたのです。
これはかなり効果がありました。
本人が自分自身のキータッチ音を気にすることになったのと、キーボードを取り替えたことにより、周りが彼女のキータッチ音に気にならないレベルまで改善することができたのです。
ただし、ストロークが小さなパソコンであっても、キーボードの作りが安っぽいものの場合、「プラスチックのぶつかり合うペチペチした打鍵音」が耳触りな人も多いため、購入する前に実物を触って音を確かめてから購入されることをおすすめします。
3.ムカつくからやり返す(嫌がらせ)は逆効果
本人に直接言うのは抵抗があるという人も多いと思います。
中には、直接伝えると角が立つということで、自らも大きなキータッチ音をさせることで、”キータッチ音がうるさい本人に対して、どれだけキーボードの音が大きいことが周りに不快な影響を与えるのかを教えてやる”と思う人もいると聞きます。
「大きな咳ばらい」や「チェっと舌打ち」をすることで、本人に気づかせようとする人もいるでしょう。
目には目を歯には歯をという精神ですね。
気持ちはわかりますが、これはいろいろな意味で逆効果です。
まず、間違いなくキータッチ音がうるさい当人は、あなたの嫌がらせに気づかないと思います。
キータッチ音がうるさい人っていうのは、自分自身を客観的に見れていないだけでなく、周りが見えていない傾向が高いですから、あなたのキータッチ音に気づきすらしない可能性が高いです。
また、あなた自身が騒音を放つことで、他の人に嫌われるリスクが高まります。
そのため、報復の目的で大きなキータッチ音をたてるのは辞めた方が良いでしょう。
自分自身の気持ちも余計に乱れることにもなるため、おすすめできません。
それであればまだ、「キーボード壊れてませんか?周りの人よりも大きな音がするみたいだけど」って親切顔で話しかける方が意図が伝わる分ずっと良いと思います。
周りの音が気になるということは、集中力が低下している状態ともいえるため、席を立って冷たい水で顔を洗ったり、耳栓をするなど、気持ちを一度リフレッシュさせ落ち着かせることも大事になってきます。
不快な音を出す加害者側にならないように気を付ける
ここまで大きなキータッチ音が、どれほど周りに迷惑をかけているのか、そしてそれを辞めさせるための対処法について書いてきました。
ただ誰もが仕事に熱中すると、ついついキータッチ音は大きくなりがちなので、くれぐれも自分が不快な音を出す「加害者側」にならないように十分気を付けましょう。
また周りを不快にさせる音はキータッチ音だけではありません。
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どのような音や仕草が周囲を不快にさせるのかを知った上で、職場の仲間を気遣いながら仕事に取り組むことが大事になってくると思っています。