会社辞めたら生きていけないの?【もう限界】
「こんな会社もう無理!!」
「これ以上こんな職場で働けないよ、、」
「今すぐ辞表を提出して、会社から飛び出したい」
その気持ち、よくわかります。
大なり小なり、会社員である限りどんな人でもあると思います。
・・・で、肝心になってくるのが「その後どのような決断するのか」ですよね。
それでも「何とか思いとどまって会社にしがみつく」のか、それとも「辞表をすぐさま提出して退路を断つ」のか。
会社に限界を感じたときにとる選択肢は
- 嫌な気持ちを我慢して今の職場で働き続けるか
- 思い切って会社を辞めるか
次の2つしかありません。
ここでは、選択肢の2番目である「思い切って会社を辞める」について考えてみたいと思います。
ちなみに、選択肢の1番目の「嫌な気持ちを我慢して今の職場で働き続けるか」を選ぶ人は、忍耐して今の職場で粘り続けるしかやりようがありませんから、アドバイスできることもありませんので、以下は読み飛ばしてください。
でも、この選択肢を検討する前に、はっきりさせておくべきことが一つあります。
それは、「勢いで会社辞めても生きていけるのか」、「取り返しのつかないことにならないかどうか」ということです。
仕事で押しつぶされる前に会社を辞めたときのエピソード
少し私自身の話をしてみたいと思います。
私も勢いで会社に退職届を出したことがあります。
これ以上この職場で働き続けたら気が変になると思ったからです。
現場を何も知らない上司からミスマッチなプロジェクトのリーダーにアサインされたことが直接の原因でしたね。
自分が経験したこともない技術力をクライアントから期待されても、プラスのアウトプットなど出せるわけがありません。
モチベーションはダダ下がりしましたし、クライアントは困惑しているし、そのプロジェクトは全く先に進みませんでした。
気持ちが折れてしまったら、朝ベッドから一歩も動けなくなるんですよね。
1.自分が辞めても会社はまわるので心配しなくていい
私は直属の上司に相談しましたが、その上司も忙しさでいっぱいいっぱいなので、トラブル案件を見て見ぬふりです。
体調を思い切り崩し、このままでは死んでしまうと命の危機を感じた私は、プロジェクトが本格的に開始する前に、全てに蹴りをつけようと、会社に退職届を出しました。
プロジェクトが本格的に走り出してしまってから抜けるのは、余計に迷惑をかけると思ったので、その前に抜け出そうと思ったのです。
上司に相談して抜けることができないのであれば、会社を辞めるしか手はありません。
私は猛烈に反対され、面倒くさい引き留め工作にあうことを覚悟しましたが、意外にもすんなりと退職届を受理してくれました。
この時改めて感じたのは、「自分がいなくても会社はまわる」という事実です。
だから、「今自分が辞めたら、周りに迷惑をかけてしまうから、やめられない」と周りに気を使う必要なんてないんです。
引き継ぐ内容があれば、後任に引き継ぎ作業をすればいいです。
プロジェクトが本格的に始まる前に、抜けたのもタイミング的に良かったと思います。
退職届を出した日が月末だったことと、極端にコストカッターな方針の会社だったことが合わさって、結果的に退職届を出したその日が最終出社日となりました。
その日は「もうこの地獄のような毎日を繰り返さなくていいんだ」と、何年振りかぐっすりと眠ることが出来ました。
このように、心身ともに限界を迎えてしまったら、精神的に完全に追い込まれてしまれてしまう前に、全てを放り出して辞表を提出するというのは、自分の命を守るためにも、とても大事な選択になってきます。
2.自らの命を守るために必ず逃げ道を作っておこう
会社を辞める、辞めないなんて、実はたいしたことではありません。
後ろ髪を引かれる思いで、志半ばで転職する人なんて、全体から見たらごくわずかです。
圧倒的に多くの人が、程度の差こそあれ「もうこの会社じゃやっていけないな」と見切りをつけて、会社を後にするのです。
なので、自分の気持ちを逃がしてやる「逃げ道」を必ず作っておきましょう。
「もう限界点を超えちゃったな、、」と思ったら、今の現実を全て捨てて新しい環境で心機一転がんばればいいのです。
絶対にしちゃいけないのが、会社と運命を共にする決断をすること、つまり背水の陣を敷くことです。
そのように自分を精神的に追い込んでしまうと、行きつく果てには、絶望の末自ら命を絶ってしまう(自殺する)という、非常に悲しい場面に追い込まれてしまうことも考えられます。
ブラック企業で心身ともに疲れ果てた社員が、自ら命を絶ってしまったとても悲しいニュースが後を絶ちませんが、このことからもわかるように、会社も上司も、絶対にあなたの命なんて守ってくれません。
これは確かです。
といういうか、あなたのSOSにすら気が付いていない人が大半でしょう。
つまり、自分の身を守るためにも、「会社なんていつ辞めてもいい」という、逃げ道を作っておくことが精神的にとても大事なことになってくるのです。
3.会社勤めは我慢大会ではないのでやせ我慢は辞めましょう
「この会社でこれ以上働けない!」とい思うことは普通に誰にでもあることです。
決して、あなたが根性なしなわけでも、打たれ弱いわけでもありませんので、ご安心ください。
逆に、このまま働き続けることが明らかにデメリットであるのに、やせ我慢してしまうことは、非常に危険だと認識するべきでしょう。
「もう無理」だと感じる限界値が誰にだってありますし、もちろん私にだってありますので、どうか自分を責めるようなことはしないでください。
自分の直感って想像以上に正しいですから、今の職場に絶望を感じた自分の気持ち、直感を大事にしてみてください。
会社勤めは我慢大会ではないので、その場限りのやせ我慢を永遠に続けることだけは、辞めたほうがいいです。
会社を辞めても生きていけます
感情の赴くまま会社を辞めるとき、将来について言いようもない不安が押し寄せてくると思います。
ただ、これまで転職を7回繰り返し、計画性のない退職の経験もある、私自身の経験から言わせてもらうと、必要以上におびえる必要はないと思っています。
会社は無数にあるし、自分のキャリアを必要としてくれる会社を探し、そこで働くことで、次の新たな人生が始まります。
そこは今よりも居心地の良い職場かもしれないし、今よりやりがいのある仕事かもしれない。
そして、そこで新たな出会いがあり、がらり変わる環境を楽しむのも良いでしょう。
「もうこの職場は無理だ!」と感じている時点で、意識的に、また無意識のうちにも、そうとう悩んでいると思いますので、自分を取り返しのつかないレベルまで追い込んでしまう前に、早めの退職を考えるのも選択肢として持っておきましょう。
その時に自らを助けてくれるのが、これまで積み重ねてきた経験やキャリアであったりするので、いつ会社を辞めてもいいように、自らのキャリア形成は怠らないようにしていってもらえたらと思います。