退職金なんてあてにならないです

退職金なんてあてにならないです

退職金なんてあてにならないです

退職金なんてあてにならないですみなさんは、退職金に対してどのようなイメージを持っていますか?

社会人になりたての新卒社員の中には、会社を辞めたら必ず退職金をもらえるものだと思っている人もいるんじゃないでしょうか?。

いずれにしても、退職金が多くのサラリーマンの関心事であることは間違いないと思うので、

  1. 退職金制度とはどのような制度なのか
  2. 退職金は全ての従業員に支給されるものなのか
  3. 退職金に対してどのような考え方を持つべきなのか

について、まとめてみようと思います。

まずは退職給付制度の規定があるか就業規則を確認しよう

退職金とは、退職手当や退職慰労金とも呼ばれますが、会社を退職する従業員に対して支払われるお金のことです。

支給形態で分類すると、退職金全額を一時で受け取る「退職一時金制度」と、退職金を年金で受け取る「退職金年金制度」の2つに大きく分けられます。

いずれにしても、こうした退職金は世の中の全てのサラリーマンに支払われるものではありません。

2013年(平成25年)の厚生労働省による調査によると、退職給付制度が定められている会社は、社員数30人以上の会社だけでみても全体の約75%程度だそうです。

上記に含まれていない従業員数30人未満の会社も含めると、かなり人が退職金をもらえていないことになります。

退職金が支払われる企業なのかどうかは、その会社の就業規則の支給規定についての項目を見ればわかります。

その会社に就職する前に退職金が支払われる会社なのかどうかチェックしている人も多いと思いますが、念のため入社後必ず就業規則の退職金の規定については必ずチェックしておくようにしましょう。

まずは自分自身に退職金受給者としての資格があるかどうか、自社の就業規則で確認しましょう。

会社が倒産した場合、退職金がもらえないケースがある

ただし、自社に退職給付制度があったとしても、退職金がもらえないケースもけっこうあります。

それが、会社が倒産した場合です。

退職金の給付制度には、「退職一時金制度」と「退職金年金制度」があると先述しましたが、退職一時金制度のみ採用している企業の方が多いです。

この退職一時金の原資ですが、会社の手の出せないところにプールされているわけではないため、会社が経営がやばくなるころには(倒産間近になると)ほとんど残っていないことがザラです。

退職金は労働債権なので、優先的に支払われるべき類のモノですが、いかんせん倒産した会社がいくら債権をかき集めてきたところで、ほとんどあてにはならないでしょう。

退職金は、長い期間賃金の一部を会社が積み立てているようなものですから、その退職金がもらえない可能性があるというのは、本当にバカげた話ですよね。

また、もう一方の企業年金制度(退職金年金制度)についても、確かに原資を外部積立してはいますが、確定給付企業年金や厚生年金基金の運用がうまくいっているとは言えず、積立不足が増えているという懸念点があります。

つまり、退職金をもらうために一生会社にしがみついたところで、期待を裏切られる可能性が少なくないということです。

誰もが知ってる大企業でさえも、当たり前のようにリストラを行い、倒産のリスクを抱えている現在において、このような不確かな退職金をあてにすることがいかに意味のないことかわかってもらえると思います。

退職金をあてにせず、自分の市場価値を高めることだけ考えよう

もちろん結果的に退職金を受け取ることができればラッキーだとは思います。

ですが、不確かなものに依存しすぎて、後悔することだけは避けたいものですよね。

ここでいう不確かなモノとは、会社への依存と退職金制度への依存です。

会社も退職金制度にしがみついても、期待を裏切られる可能性が高いということです。

私が考えるに、確かなモノとは働くことで積み上げていく自分自身の市場価値だと思っています。

自分が積み上げてきたキャリアが高ければ高いほど、高い収入を得るチャンスが増えますし、会社の倒産や退職金のとりっぱぐれに人生を左右されるほどの影響を受けることはそれほどないでしょう。

いつでも転職できるように自分のキャリアを日々磨き続け、いざというときには今よりもいい雇用条件の会社に転職できるように、ぜひ転職エージェントをうまく活用して転職を成功させてください。

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