人が足りない人手不足の業界・業種はどこ?
「世の中、少子化で人手不足って言われてるのに、何でこんなに職探しに苦労しなきゃいけないんだろう、、」
こんな複雑な気持ちで転職活動している人もきっと多いと思います。
2017年現在、私たちを取り巻く労働環境は「バブル期を超える、超売り手市場」と言われています。
売り手市場とは、就職・転職しやすい状態を意味しているため、今は超転職しやすい世の中ってことですね。
そして、多くの業界で人手不足が深刻な状況となっていて、人手が足りなくて黒字倒産する会社もあると聞きます。
よほど誰もがうらやむ、競争率の高い「超人気企業」にこだわらない限り、職探しに苦労する人は少数派ということになります。
ですが、依然として、企業から引っ張りだこの人材がいる一方で、職探しに苦戦している人材も多く存在しているのが現実としてあります。
なぜ、人手不足が叫ばれる一方で、無職やニートの人、職探しに苦労する人も変わらず存在するのでしょうか。
人が足りないのは人材不足の業界の話
人手不足と言いますが、まず人が足りないといわれているのは、人手不足の業界に限った話です。
業種によって、人手が余っている、足りている業界ももちろんあるということですね。
例えば市場がシュリンク(縮小)傾向にある業界であれば、年々人材が不要になってくるのは当然の話です。
代表的なところで言うと、オールドメディアと呼ばれる業界だったり、百貨店業界だったりが、この市場が縮小傾向にある業界だといわれています。
整理縮小や人員削減といったリストラのニュースによく取り上げられる業界は、「人減らしをしている業界」とも言えるため、その業界に転職しやすいわけがないですよね。
つまり、人が足りないのは人材が不足している業界のことだということになるため、転職に苦労している人は、年齢的に手遅れになる前に、人手不足の業界にシフトしていく必要があるといえるでしょう。
では、人手不足の業界とは具体的にどのようなところのことをいうのでしょうか。
人手不足が指摘されている8つの業界
企業動向の調査については、毎年多くの民間企業、行政機関が独自に調査をしています。
そうした調査を元に、人手不足が指摘されている業界にどのようなものがあるか分析してみたところ、特に8つの業界で深刻な人手不足が指摘されていることがわかりました。
順に並べてみますが、
- 情報サービス業界
- 介護業界
- メンテナンス、警備業界
- 建設業界
- 人材派遣、人材紹介業界
- 運送業界
- 飲食業界
- 小売業界
多くの調査結果を見た実感としては、1位の「情報サービス業界」と2位の「介護業界」が圧倒的に人材が足りてないという声が多かったです。
情報サービス業界とは、IT業界のことで、正社員、非正規社員(派遣社員・契約社員・パートタイマー・アルバイト)ともに不足しています。
実際に、プログラマー、システムエンジニアなど、ソフトウェア開発者はもちろん足りてませんし、テクニカルサポートを行っているヘルプデスク系の求人も足りていません。
現在は、「売り手市場」「人手不足」と最高の条件が整っていますので、実務経験があって、今の職場の雇用条件に不満がある人は、人手が足りている状態になるまえに、早めに転職することをおすすめします。
また、介護業界も慢性的な人手不足を指摘されています。
未経験でも、介護系資格をまだ取得していない人であっても、介護業界で働きたいという情熱を持った人であれば、転職可能なケースも多いようですので、興味がある方は下記の転職サービスに登録してみてください。
人が余っている業界で働き続けても、いつ余剰人員としてリストラされるかわかりません。
それよりも、今後も人手不足が考えられる業界で、経験、キャリアを積み重ねていった方が、安心した穏やかな気持ちで働けるのではないかと、最近は特に強く実感しています。