正社員転職は34歳までにしておきたい本当の理由
言うまでもなく、転職の必要性を感じる年齢は、本当に人それぞれ異なります。
働いている会社の規模も違いますし、業種、職種といった条件そのものが異なりますから当然です。
ただし、一つ共通して言えることとして、早ければ早いほど(若ければ若いほど)転職に有利だということは、早いうちから知っておいた方が良いです。
そういうこともあって、20代、あるいは30代前後のビジネスマンのみなさんは、一つの目安として「34歳までを目途に、ある程度良い条件の会社に転職する」というのを目標にキャリア形成にまい進することをおすすめします。
なぜ34歳なのか。
今回は、そのあたりの理由について書いてみたいと思います。
年齢制限が実質34歳までの求人が多い
海外の先進国同様、わが国でも採用活動において年齢による差別を一律禁止しています。
もちろん採用の現場だけでなく「賃金」「解雇」「労働条件」などにおいても、雇用のあらゆる場面で、年齢によるあらゆる差別を禁じています。
なので、求人の募集要項に「正社員採用は34歳まで」と明示的に記載されることはありません。
ですが、採用企業がまず書類選考という名の「足きり」を行っているのも事実で、この1次選考の段階で「採用したくない年齢の人材」を落とすことも可能なわけです。
いくら若い社員だけ採用している企業があったところで「年齢制限を設けているわけではなく、社内の年齢構成のバランスを鑑み、採用活動を行っている」といえば、年齢による差別を行っているとは言えませんからね。
その見えない年齢制限の壁をあえて具体的な数字として現すならば、34歳なのかなと個人的に実感しています。
※関連記事:30代ビジネスマンが転職の時活用すべき転職エージェント【ベスト5】
30代後半、40代の転職に求められること
もちろん、35歳以上、また40代のミドルエイジのビジネスマンであっても、満足いく正社員転職をすることは十分可能です。
ただ、その際はその年齢にふさわしいキャリアや経験を積んでいることが必須条件になることは覚えておいた方が良いでしょう。
確かに、年齢に即したキャリアを身に付けるべきなのは、35歳以上だけでなく、全ての年齢のビジネスマンに当てはまることではありますが、実感として、34歳を区切りに、35歳から一段と年齢に対する風当たりが厳しくなるような実感をもっています。
過剰に神経質になる必要はありませんが、可能であれば34歳までに、さらに可能であれば34歳になる前の段階までに、自分の納得できる転職活動を終えておくことをおすすめします。