SIER転職で今より年収を上げる方法
SIER(システムインテグレーター)が年収を上げるポイントは「転職」にあります。
前提として、日々キャリアを磨いていくことはもちろんありますが、そのまま会社に残り続けても急激に給料が上がるというようなことはありません。
入社時に、「働き次第で年収はどんどん上がるから」といった甘い言葉を聞いていても、会社組織なので、周りと比べて自分だけガッツリと給料アップするというようなことはないということです。
仕事ができない社員の倍以上のアウトプットを出したところで、せいぜいその社員の給料の1.2倍程度でしょう。
いくらSI企業でエンジニアとしてのキャリアを積んでも、今の会社にとどまり続ける限り大きな報酬アップは望めないということになります。
27歳で転職して年棒制330万から年収800万にアップした元同僚の事例
そんな状態(実力>給与)を払しょくするのが、転職して職場環境を変えること。
転職市場の良いところは、とてもフェアで公平なことです。
欲しい人材を採用するために求人を出していますから、求職者の適性年収にふさわしい給料を提示してくれます。
私の元同僚で、新卒で入って5年間みっちり最初の会社で経験値を積んで、満を持して転職して、年収が330万(年棒制)から年収約800万にアップした知人がいます。
※参考:IT転職に強い転職エージェントについてはこちらの記事を参考にしてください。
新卒で入った会社では、毎年1回年棒交渉があったのですが、1年目からエンジニアとして即戦力でフル稼働していたにも関わらず、毎年彼も私も月収が5千円程度(年収で6万円程度の上昇)しか上がりませんでした。
ITエンジニアは適正が合うあわないがあるため、仕事ができないエンジニアとの仕事量の差は年々広がっていくばかりですが、そうした人材の給料を減らすのは確かに難しいということで、結局5年働いても両者の給料の差はそれほど開きませんでした。
これって平等ではないのではないでしょうか。
今の会社がブラックSIERでも実力を付けたら優良企業への転職が可能になる
一方、他社からうちの会社に、派遣や出向で常駐しているエンジニアも大勢いたのですが、入社5年目ぐらいになったある時、その中の同年代位でキャリアも同じ程度の人の給料をそれとなく聞いたことがありました。
驚いたことに、彼と私たちの年収の差が200万円も開いていたのですね。
うちは残業代もない年棒制の中堅SI企業。
かたや、出向で来てたエンジニアはちゃんと残業代が出る優良会社。
基本給にも差がありましたが、残業代や休日出勤手当の差も大きく、この会社にい続けても給料は上がりっこないなという実感を持った瞬間でした。
SIER転職に夢があるのは、技術力をしっかりとつけ、即戦力にさえなれば、さらに良い転職先を狙うことが可能であるということです。
もちろん、25歳だったり29歳だったり、年齢が若ければ若いほど、転職先の選択肢は多いですので、40代に近づいてから動き始めるのではなく、20代もしくは30代前半のうちから、自分の年収を上げるために戦略的に転職活動していくのが大事になってくると確信しています。