これってうつ病?サザエさん症候群の特徴と対策
日曜日の夕方になると、次の日の月曜日から新たにはじまる一週間が憂鬱に感じることが誰にでもあると思います。
- 連休もう終わりかぁ・・・
- 会社行きたくないなぁ・・・
- 会社辞めたいなぁ・・・
って感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
この憂鬱な気持ちを、日曜夕方に放送されている国民的テレビ番組の名前を借りて「サザエさん症候群(サザエさんシンドローム)」と呼ぶのだそうです。
サザエさん症候群は、別名「ブルーマンデー症候群 」とも呼ばれ、月曜日以降のブルーで憂鬱な気持ちを表しています。
サザエさんのエンディング曲を聞くと、すごく憂鬱な気持ちになって、その日の晩一睡もできなかったり、吐き気を催したりといった自覚症状が出たりしますが、サザエさんの何がそのような気持ちにさせているのでしょうか。
「サザエさん」は関係なく、日曜日の夕方が特殊な時間帯なだけ
ちなみに、「サザエさんの番組自体」と「サザエさん症候群」との間に「因果関係は全くない」ことは医学的にも既に証明されているそうです。
サザエさんは関係なく、月曜日から仕事の人が多いため、その前日の日曜日夕方から夜にかけてしんどいなぁと思う人が多いというだけ。
つまり、なぜ「サザエさん症候群」という名前が付いたかというと、サザエさんが日曜日の夕方を代表するテレビ番組だからというただそれだけの理由なんですよね。
サザエさんの作者からしてみたら、ちょっと迷惑で気の毒な話ですよね、、
つまり、同時間帯に放送している他の番組である
- ちびまる子ちゃん症候群
- 笑点症候群
- 日曜洋画劇場症候群
とかでも別によかったってことになります。
サザエさん症候群かどうか自己診断してみよう。
まずは、自分がサザエさん症候群かどうかですが、直感で「最近そうかも」と思えばたいていの場合、サザエさん症候群にあてはまっていると考えてよいのではないでしょうか。
具体的に言うと
- やりたいこともなく休日は家でゴロゴロしがち
- 明日からが憂鬱で日曜日の夜は寝つきが悪い
- 平日の楽しみはいつも次の週末の休みのこと
- 明日から休みなので金曜日が異様にテンションが高い
- 土曜日は朝目覚めるのがいつもよりかなり遅い
これらの半分以上に該当すれば、サザエさん症候群にあてはまると言って良いでしょう。
ただサザエさん症候群は深刻な病気ではないため、深く気にせず、どうやったらこうした気持ちから脱却できるのかを考えることの方が大事になってくると思います。
サザエさん症候群の直接の原因はうつ病なのか
このサザエさん症候群ですが、うつ病が直接の原因じゃないかと心配している人も多いと思います。
ただ、サザエさん症候群にあてはまれば、ただちにうつ病かと言うとそうではありません。
「うつ病の場合」もあるでしょうし、「うつ病じゃないけど、ただ明日からの仕事に嫌気がさしていて気持ちが重くなっているだけ」の場合も考えられます。
うつ病かどうかの判断は、病院で診てもらうしかありません。
症状の重さも人それぞれだと思いますので、死にたくなるぐらい憂鬱な気持ちになる人は、早めに医者に診てもらった方が良いと思います。
ただ単にサザエさん症候群であれば、その症状を少し改善させる対処法はありますので、一つ一つ習慣化してみましょう。
一番のポイントは、平日と同じような生活リズムに戻すことです。
おすすめの方法としては、
- 休日も寝る時間、起きる時間を平日と変えないようにする
- 疲れがたまっていても休日に必要以上に寝すぎないようにする
- ほとんどの人がサザエさん症候群だと思って気持ちを楽にする
- 家でゴロゴロするより、外に出かけてリフレッシュする
- 平日も仕事以外に楽しいイベントを入れてみる
こういったことを一つ一つ実践していくことで、サザエさん症候群のしんどい気持ちを少しでも改善していくことが大事になってくると思います。
あと、いくらこうしたことを心がけたとしても、働いている職場に原因がある場合、サザエさん症候群を通り越して、鬱病や躁うつ病など精神的な病気になってしまう危険性も出てきます。
自分が一生をかけて働き続けたい会社であれば、ガッツで40年間働き続ければ良いですが、今の職場では停滞感が漂っているし、心機一転次の職場で実力を試してみたいと考えている人は、早めに転職へ動き出すことも選択肢に入れると良いでしょう。