転職理由はポジティブに言い換えるのがベスト
正直なところ、転職を考えている本当の理由に前職への不満を挙げる人は多いでしょう。
- 「人間関係が最悪の職場だったから」
- 「ブラック企業で先がないと感じたから」
- 「上司が無能でついていけなかった」
などというのが最たる例です。
ですが、実際に転職活動の際の面接で、前の会社への不平不満をぶちまけたところで、面接担当者からの印象は良くないでしょう。
なぜなら、うちの会社で働き始めても、また同じようにネガティブな不満を感じて辞めてしまうのではないかと思ってしまうからです。
そのため、可能であればネガティブな転職理由・退職理由をそのまま話すのは辞めておいた方が良いです。
ネガティブな転職理由はポジティブに変換する!
理想を言えば
- やりたい仕事がほかに見つかった!
- 会社の将来に希望が持てない
- 給与の待遇面で不満がある
- 残業が多く、休日も少ない
- 転職して専門スキルを身に着けたい
- もっと幅広く経験を積みたい
- やはり転職して地元で仕事がしたい
- キャリアを磨きたい
- 転職して今の雇用形態を変えたい
- 業界の将来に不安があるため、業界を変えたい
このようなポジティブな転職理由が望ましいのですが、いくらポジティブな転職理由だからと言って嘘を言うわけにはいきません。
そこでおすすめなのが、マイナスな転職理由をポジティブに言い換えることです。
例えば、残業時間が多すぎるので嫌だから辞めたというのも、「資格試験の勉強や専門書の読書時間を確保したいので、もう少し労働時間が適度な職場で働きたいと思った」と言っただけで印象は良くなりますし、給料の安さが不満で退職を決めた場合であっても、「実績を正当に評価してもらえる職場で働きたい」ということで、ポジティブな印象を与えることができます。
「受け身」な志望動機は確実に嫌われる
注意が必要なのは、志望動機から「この人は受け身だな」と感じられてしまうと、面接官から確実に敬遠されます。
- やりがいのある仕事がしたかったから
- 成長できる環境で仕事がしたかったから
といったような、一見ポジティブな転職理由に見えても、ネガティブで受け身な印象を持たれてしまうものもあるので注意が必要です。
どちらも、「やりがいを感じるか」や「成長できるかどうか」は基本的には、職場に関係なく、本人の捉え方の問題だからです。
また、やる気をアピールしたいがために、過剰に自信をアピールしすぎるのも辞めておいた方が良いでしょう。
過度な自信過剰は、協調性のなさと受け止められることが多いからです。
転職理由はネガティブなものよりもポジティブなものであった方が良いのは当然なのですが、行き過ぎて自信過剰さが鼻につかないように謙虚にアピールすることを忘れないようにするのが良いでしょう。