会社を今すぐ退職したいんだけど、いい方法ある?
「もうこんな会社、一秒たりともいたくない!!」
理不尽な会社で身も心もボロボロになるまで消耗したりすると、今すぐ辞めたいって思う人も出てくるでしょう。
私自身も、月400時間近く会社に缶詰め状態で働いていた時期があり、その気持ちはよくわかります。
「今すぐ会社ブッチして楽になりたいな」って感じですよね?
「最短の退職希望だけど、いつ辞めれるの?」ってとこ知りたいですよね?
そういうことで、まずは、最短で退職する現実的な方法ということで書いてみたいと思います。
1.法律的には2週間で辞めることができます
とにかく早く辞めたいんだって人は、2週間後の退職を目指しましょう。
民法に「退職日の2週間前までに退職届を出しましょう」という旨の規定があります。
法律で決められているので、基本的には会社の就業規則よりも強制力が高いです。
スピード退職を考えているのであれば、今すぐ退職届を出して、会社側との合意を取り付け、2週間後の退職日に向けて引継ぎ等の準備に入りましょう。
もちろん円満退職が一番なので、話し合って譲歩できる部分は歩み寄った方が良いです。
それよりも、この時点で次の仕事先が決まっていない人は、退職日までの残り数週間で転職先を見つけなければ、無職になってしまうため、退職届を出す前に最低限の転職活動の準備ぐらいは済ませておきましょう。
※後悔しないためにも転職活動はこのような優良転職エージェントを使って行いましょう。
2.今すぐ退職したらどうなるのか
ただ、「俺は今すぐ辞めたいんだ!!」って人もいると思います。
退職届を出して、次の日から出社しないというパターンです。
実際、次の日からいきなり会社に来なくなる人をたまに見かけます。
俗にいう、会社をブッチするってやつですね。
ただこの場合、就業規則はおろか、民法の定めすら遵守していないため、会社から懲戒処分を受ける可能性があります。
そうなると、次の転職先で困るのは自分たちの方です。
転職先の人事担当者が前職に問合せすることもあるでしょう。
その際に、「その人物は、退職の際に「就業規則違反」をしたので、懲戒処分を課しています」と回答されることをイメージしてみてください。
いかに、自分勝手に会社をブッチすることが転職活動にマイナスになることがわかると思います。
嫌だからと言って、いきなり次の日から会社に来なくなるというのは、「社会人として全然ダメだよね」というレッテルを張られても仕方がないと思います。
また会社に損害を与えたとして、給料や退職金の減額をされることも覚悟しなければなりません。
体調不良でこれ以上働けないというのであれば、病院の心療内科から「休養が必要だという診断書」をもらい会社に提出してから休職に入るなり、相応の手順を踏む必要があるでしょう。
3.最も揉めないのは就業規則通りに辞めること
最も会社側と揉めないのが、就業規則に定められた期間で辞めることです。
一般的には、「2か月前に会社に辞意を伝えること」というのが多いですね。
会社側に「今すぐ退職したい」旨の意思を伝え話し合うことで、就業規則よりも短い期間で退職できることもあるので、こちらの「早く辞めたい」という意思を伝えることはもちろん大事です。
例えば、
辞める側「すみません。
体調を崩してしまいできるだけ早く辞めさせてもらいたいのです。
就業規則通りだと2か月後に退職ということですが、この状態で働き続けても私自身病状が悪化してしまう危険もあり、会社に迷惑をかけてしまうことにもなるため、何とか退職時期を早めてもらえないでしょうか?」会社側「わかりました。引継ぎ期間もあるため、3週間後の今月末日退職という流れでどうでしょうか」
というように、会社側もよほどのことがない限り、理解を示し退職日について柔軟に対応してくれるでしょう。
会社側も、辞めたい社員に嫌がらせをして長く働かせようとは思っていないため、会社の都合も考えて、柔軟に対応してくるところが多いと思います。
円満退職がなぜ理想かというと、変に会社と揉めると無駄なエネルギーを消耗してしまうため、得策ではないからです。
このように、就業規則に理解を示しつつも、その日よりも少しでも退職日を短縮するために、会社と話し合うのが、円満退社かつ最短で辞めるポイントになってきます。
「気持ちが途切れた状態」になってしまうと、このまま働き続けることが、従業員にとってはもちろんのこと、会社側にとっても何の得もないのですが、会社と揉めてもろくなことがないため、会社側と話し合いながら、退職日の折り合いをつけるのがベストではないかと思っています。