会社バックレたいんだけど【ブッチOK?】
もう一日だって会社に行きたくない!
そんな時に頭をよぎるのが、このまま会社バックレちゃおうかな・・・という心の声。
会社バックレとは、正式な退職手続きを踏まずに、その日を境に会社を辞めてしまうこと。
辞めることについて会社に全く連絡をしない場合もありますし、「会社辞めます」という一方的なメール一本だけ送って会社を去る場合もありますが、いずれにしても正式な退職の流れではありません。
バックレが起きると、仕事の引継ぎもされずじまいで社員がいきなり会社からいなくなるため、当然のことながら周りの社員や会社に迷惑をかけることになります。
でも、このバックレですが、正直若い社員を中心に本当に多いんですよね。
業界によっても異なるのかもしれませんが、私が働いているIT業界では20代、30代の若手社員がバックレるのはそれほど珍しい話ではありませんでした。
ただし、結論か言うとバックレは後々とても面倒なことになる可能性が高いのでおすすめできません。
通常、会社側はバックレた社員と直接会って会社に来るように説得しようと試みるため、しばらくの間自宅の前まで毎日のように通い詰める場合が多いです。
また、会社ブッチしたこちらに落ち度があるため、働いた分の給料も支払われない可能性も高いです。
そして最終的には、説得されて会社に呼び戻されたり、延々と説教されることになる場合が多いため、正式な手続きを踏んで退職するという流れが、結果的にもっともスムーズに辞めることができることになります。
転職先企業から内定をもらってから退職の意思表示をするのが、通常の会社退職の流れ的に最も望ましいのは言うまでもありません。
ですが、そんな時間的な猶予はないっていう人であっても、求人探すための「転職エージェントぐらいには先に登録しておく」など、転職活動の第一歩ぐらいは、退路を断つ意味でも最低限始めておくべきでしょう。
バックレは「ブラック系企業」で多い
ここでバックレについて、いろいろな面から掘り下げて書いていたいと思います。
- どのような時に社員のバックレが起きるのか
- バックレる社員はどのような手口で会社からいなくなるのか
- バックレ自体が選択肢として「あり」なのか「なし」なのか
- 会社をバックレたくなった場合、代わりにどのような手段を取れば良いのか
このようなバックレの背景について、これまでの私の経験を交えて書いてみたいと思います。
社員のバックレ(ブッチ)が起きる企業には、ある共通点があります。
それは、従業員が職場環境に不満を持ちやすい企業、つまりブラック企業でバックレが起きやすいということです。
例えば
- 会社に顔も見たくないほど大嫌いな上司がいる
- 自分の仕事ではないことばかりやらされている
- 達成不可能な目標ばかりを押し付けられる
- パワハラを受け続けたことで精神を壊してしまった
このような環境でバックレはおきやすいですが、こうした環境はブラック企業の代表的な特徴です。
バックレする社員の方を持つわけではありませんが、企業側もバックレが相次ぐようであれば、自分たちの職場環境が働いている社員にとってどう見えているのか、今一度見つめなおして見ることが大事になってくると思います。
バックレは会社側、労働者双方にメリットがない手口
バックレの手口ですが、1通のメール連絡でバックレる社員が多いです。
「体調不良になったので、ベッドから一歩も動けなくなったため会社を休みます」
というメールを1通送り、翌日以降は無断で会社を休むというケースがバックレには多いです。
もう一日たりとも会社に行きたくないのでバックレるというわけですが、実際はバックレてもその日で会社に行くのが終わりというわけではありません。
退職届を提出しなければなりませんし、会社の私物を取りに行かなければなりません。
その際、職場のみんなに最期の別れの挨拶をすることになりますが、バックレた手前かなり気まずい思いをしなければなりません。
学生時代のバイトならいざ知らず、すでに社会人として責任ある立場ですので、バックレなど考えずに、なるだけ早めに退職の意思表示をするのが良いでしょう。
どうしても体調不良でこれ以上働けないのであれば、病院(心療内科)に行って医者の診断書を提出すれば、会社側もそれ以上過酷な労働を強いることはできなくなります。
「急がば回れ」ではないですが、その上で、退職の意思表示をしたうえで会社を辞めるのがもっともスムーズに会社を去ることができるやり方になると思います。