喧嘩を売られたらサラリーマンはどうすべき?【カッとなりやすい人必見】
突然ですが、「他人からいきなり喧嘩を売られてしまった場合」みなさんならどのように対処しますか?
世の中、それこそいろんな人がいますので、時として思わぬトラブルに巻き込まれることは誰にでも起こりうることです。
些細な理由で喧嘩を売られることも、そうしたトラブルの一つと言えます。
日常的に起こることであれば、知らず知らずのうちに対処法なども考えているものですが、他人に喧嘩売られることなんて、そうそう頻繁にあることではないので、ほとんどの人が「どう対応していいのか途方に暮れてしまう」のではないでしょうか、、
「喧嘩売ってきたのは相手の方だし、買わないと舐められちゃうだろ!」といきり立ってしまう人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
今回は、サラリーマンという立場の私たちが、思いがけず喧嘩を売られた場合にどう対処するのが望ましいのかについて書いてみたいと思います。
(私の個人的な考えとなります、、)
いかなる理由があろうが喧嘩は買ってはいけないのが基本
まずはっきりと言っておきたいのが、いかなる理由があろうが喧嘩は買ってはいけないということです。
喧嘩の原因的に、自分に非が全くなかろうが買うべきではないですし、自分に多少非がある場合はなおさらです。
※もちろん、トラブルの大きさによっては、当然例外もあると思うので、「基本的には」ということになります。ここで想定するのは「些細なトラブル系の喧嘩」に限定させてもらいます。
少し前に「10倍返しだ」という言葉も流行りましたし
「売られた喧嘩は買ってやる」
「格闘技やったことあるし、腕には自身があるから、、、」
って考えの人もいるのかもしれませんが、そういう「どっちが強くてどっちが弱い」というような考え方が一番危険です。
喧嘩を買ってしまうと、止める人がいない場合、殴り合いの喧嘩にエスカレートする可能性もあります。
そうなると、自分がケガするリスクもありますし、逆に相手にケガをさせてしまう可能性も考えられますよね。
当初喧嘩の原因が自分になかったとしても、相手にケガを負わせてしまうと、「怪我をさせた方が悪い」と法律上なってしまいます。
警察沙汰になったり、暴行罪などで訴えられてしまった場合、今の職場をクビになってしまい、大切な多くのモノを失う可能性があります。
大した理由がないのに喧嘩を売ってくる人の最大の特徴は「失うものが少ない人」
大した理由がないのに喧嘩を売ってくる人の特徴として、「失うものが周りと比べて少ない」人が多い気がしています。
「喧嘩を売る行為」は、喧嘩の直接の原因を作る行為ですので、理屈上は「喧嘩するリスクを覚悟して行っている」と言えます。
喧嘩をすれば、社会的地位を全て失う可能性がありますから、大した理由なくその原因を作る人が、そもそも社会的地位を持っていないと推測するのは自然な流れです。
例えばですが、
- 守るべき家庭がある(結婚していて子供もいる)人
- 壊したくない社会的な地位を確立している人
- 犯罪歴、前科がない人
- 毎日が充実している人
こうした人が、たいした理由なく見ず知らずの相手に喧嘩を売ると思いますか。
見知らぬ土地で、日ごろのうっぷんを晴らす目的で喧嘩を売る人もいるかもしれませんが、町中に監視カメラが設置されている現在、そしてSNSで瞬く間に不祥事が拡散されてしまう現在において、見知らぬ土地であろうが、社会的に責任ある立場の人間が、喧嘩なぞしてしまったら、当然全てを失う可能性があります。
つまり、大抵の場合、「失うものがほとんどない人(失うものが少ない人)が、失うものが多そうな人を見繕って、面白くもない毎日の憂さ晴らしをするために、喧嘩を吹っかけている」と考えてほぼ間違いないということです。
喧嘩をしたいわけではなく、相手の足元を見て、「こいつはスーツを着ている(ちゃんとした格好をしている)から、喧嘩を買うことはないだろうと高を括っているというわけです。
もしもこんな相手の喧嘩を買ってしまった場合、社会的な立場のある自分の弱みを相手に握られてしまうことになるため、新たに漬け込まれる危険性もあるでしょう。
これまでイチャモン付けられても、ぐっと我慢してその場をすぐに立ち去ったことがある人は、一時的に「カッ」となったとしても、喧嘩を買ってしまっていくところまで行ってしまった場合、「自分がどれほどのモノを失ってしまうのか」を冷静に分析し、理性的な行動をとった賢い人だと思います。
「失うものが少ない人間が、失うものが多い人間に喧嘩を売る」ということですね。
コンビニ前で、ヤンキー座りしている金髪茶髪の未成年が、「目が合った!今ガン飛ばしただろ?」と、大人相手にいきり立ってくるのも、未成年は法律で守られている存在ということ、喧嘩の結果補導されても社会的に失うものがほとんどないから、と考えれば合点がいくと思います。
これが、喧嘩を売られても、決して喧嘩を買ってはいけない理由です。
サラリーマンが喧嘩を買ってしまったら「全てを失う」可能性が高いです。
もしもサラリーマンが喧嘩を買ってしまった場合どうなるのかは気になるところです。
これは、「その喧嘩がどのレベルまでエスカレートしたのか」、そして「相手にケガを負わせてしまったかどうか」が関係してきます。
喧嘩にエスカレートしても、口喧嘩で終わってしまってお互いその場を離れたのであれば、会社にバレない以上、嫌な気持ちを引きずることはあっても会社をクビになったり、左遷されたりすることはないでしょう。
ただ、ヒートアップした喧嘩が口喧嘩で終わらない場合も多々あります。
殴り合いの喧嘩に発展した場合、自分がケガをする場合や、相手に対してケガを負わせる可能性もあります。
最悪な場合、打ちどころが悪ければ命を落とし亡くなってしまうことだって考えられます。
そうなると、刑法上「傷害罪」や「傷害致死罪」に問われることになります。
そのうえ、民事上、多額の損害賠償金を負うことになる可能性もあります。
もちろん、この段階になったら会社から懲戒解雇されることは免れないでしょう。
会社を懲戒解雇されたら、「仕事」だけではなく多くの大事ななにかを失ってしまいます。
そして、もはや他社に正社員転職、再就職することもかなり難しくなると考えていてください。
サラリーマンが喧嘩を買ってしまったら、「今まで築き上げた大事なものを全て失う可能性がある」ことを覚えておいた方が良いでしょう。
喧嘩を売られたら「その場をすぐに立ち去る」「逃げる」のがベスト
そんなわけで、喧嘩を売られた場合のベストな対処法は、
- 「その場をすぐに立ち去る」
- 「逃げる」
ということになります。
「こんな弱そうなやつが何で喧嘩売ってくるんだろう?」
「喧嘩したら俺の方が確実に強いのに」
なんて考えたら相手の思うつぼですから、当たり屋的な発想の人間は相手にしないのがベストです。
人間ですから喧嘩を売られたら一瞬「カッ」となることはあっても、日ごろから喧嘩は絶対に買わないと心に決めていれば、冷静さを取り戻せるはずです。
喧嘩を売られて悔しい気持ちの晴らし方
とはいえ、誰だっていきなり喧嘩を売られたら腹が立ちますよね。
喧嘩を避けたことで、結果的に逃げたことになったんじゃないかと、「むしゃくしゃ」した悔しい気持ちで夜も眠れないというのも当然の感情だと思います。
とくに喧嘩を売ってきた人間が大したことない風貌であればあるほど、こちらの身なり(スーツ着用や小綺麗な恰好)を見て喧嘩を買わないだろうと踏んで喧嘩を売ってきている可能性は高く、そんな卑怯な人間に屈してしまったのではないかと、自分を臆病者だと卑下してしまう人もいるかもしれません。
でも、あらゆる感情を抑え、その場を離れたあなたは、何物にも勝る勇者であることは間違いないです。
そして、こう思いましょう。
誰彼構わずイチャモンつけてくるような人間は、社会の底辺だしほっといてもそのうち自滅する
と。
毎日が不幸で他人に八つ当たりすることで、日々のうっぷんを晴らしているような輩は、こちらが喧嘩を買うようなリスクを負うべきではなく、彼ら(彼女ら)が歳を取るにつれその元気もなくなり、そのうち見かけなくなります。
そう考えると、喧嘩を売られたときの悔しい気持ちも幾分楽になるのではないでしょうか。
私も路上で見ず知らずの人間に罵倒されたことが何度かありますが、今では気持ちが動揺することは全くありません。
そのような礼儀をわきまえなく当たり屋的に因縁つけてくる輩を同じステージの人間だと思っていないからです。
「すぐにその場から立ち去る」
「口だけごめんなさいと言ってその場から全力で逃げる」
シチュエーションによって方法は多々あると思いますが、相手の口車に乗らずその場をすぐに離れれて決してかかわらないのが一番だと強く思っています。
イチャモンつける理由を日々探している人は反面教師にして近寄らない
話は少し変わりますが、「人は正義感を振りかざすとスッキリする」そうです。
脳の仕組みから推測するに、良い行いをしたということで「自己肯定」できるからなのでしょう。
もちろん、本当に良いことをするのは、とても大事なことですが、人の些細な過ちを日ごろから見過ごさず、イチャモンつける理由を毎日探しては、それを見つけては、まるで鬼の首を取ったかのように叩きまくって、日ごろの憂さを晴らしている人をたまに見かけます。
- 会社に遅れそうで駆け込み乗車をしてしまった
- 自転車に乗っている時に電話がかかってきたので「スマホ画面」をちらっと見た
- 満員電車の中で肩がぶつかった
- 喫煙禁止の場所を喫煙可能だと思ってタバコを吸ってしまった
もちろん、これらは「ルール違反」であったり、「自分に非がある行為」であるのは言うまでもありません。
ですが、こうした行為にたいして「注意する」のではなく、「怒鳴り散らして相手を罵倒する行為」は、喧嘩を売る行為に他なりません。
相手の間違いを指摘して教える行為ではなく、相手が過ちを犯している(相手が悪い)ことを利用して(逆手にとって)、相手に喧嘩を売って、憂さ晴らしがしたいだけなのです。
そんなわけで、イチャモンつける理由を日々探している人がまわりにいる場合、反面教師にしてなるべくかかわらないに越したことはないですし、もしも自分にその傾向があるのであれば、全力で考え方を変えていかないとそのうち周りにだれもいなくなる可能性が高いです。
職場に喧嘩を売ってくる人がいる場合の対処法
もしも、このような「正義感を振りかざし、相手のミスをあら捜しして罵倒することを生きがいにしている人」がみなさんの職場にいた場合は要注意です。
上司の場合が多いですが、典型的なパワハラな上タチが悪いです。
深くかかわると、面倒な人なので、その職場で長く働きたいのであれば、距離を置いて付き合った方が良いでしょう。
人間関係は気持ちよく働く上で、もっとも大事な要素といっても過言ではないため、他社で働く実力が十分あるのであれば、今のような嫌な人間関係の中で定年まで我慢して働くのではなく、他社に転職するのも良いと思います。