好きなことを仕事にするにはどうすればいいのか
仕事についてもっとも大事なことを3つ挙げるとするならば、
- 「好きなことを仕事にすること」
- 「誰にも負けないレベルまで専門性を高めること」
- 「性格的に無理のない立ち位置で仕事をすること」
だと思っています。
会社員として定年まで生き残ることが年々難しくなっているなかで、この3つを満たすことでそのリスクを最大限下げることが大事であると考えています。
ジェネラリストの仕事は安い人件費やAIで代替可能
どんな仕事でも卒なくこなせる人材のことを「ジェネラリスト」と言います。
文系の大学卒業者に多いですが、コンピュータにもそれなりに詳しく、英語もそれなりに話せ、コミュニケーションレベルも高い人だと、若い20代のうちは転職先に困ることはそれほどありません。
ただし、器用貧乏なジェネラリスト系の人材は、「他の似たような人材」といくらでも替えが効くと判断されるため、30代、40代になってくるにつれ、人件費の安い「自分よりも若い人材」や「日本よりも人件費の安い外国人」に取って代わられる可能性が高くなってしまいます。
また仕事内容によっては、近い将来AIにとって代わられる可能性が高くなってしまいます。
そうなると、働き口がなくなってしまうため、食べていくことができなくなってしまいますよね。
そうならないためにも、「自分が好きで苦にならないことを仕事にして、その専門性をひたすら極めて、付加価値を高めていく」ことが何よりも大事になるため、そのような仕事に就けるように早いうちから準備をする必要があるのです。
就活は「会社のバリュー」ではなく「好きな仕事」を優先しよう
学生の人は、社会に出るまでにまだまだ時間が残されていると思うので、自己分析したり、世の中のあらゆる仕事について研究したりして、自分のキャラクターを活かせ、夢中になれるのような仕事を見つけると良いと思います。
大学入学前に知ることができれば、適切な学部に入ることができるため、とても望ましい状態だと思いますが、一つ言えるのは、「企業のステータス」で就活しない方がいいということです。
いくら一流企業に入社できたとしても、好きでもない仕事を定年までの40年間続けることは至難の業だからです。
それよりも、好きで得意なことを仕事にして、専門性を磨いていくことで、何歳になっても多くの企業に必要とされる人材になった方が、はるかに価値が高いので、そちらを目指した方がはるかに特だということになります。
今の仕事がつまらない人が好きな仕事を見つける方法
学生ではなくすでに社会人になった場合、もう好きな仕事が出来ない(もう手遅れ)かというと、そうではありません。
今の仕事が全く好きに慣れず、毎日がしんどいと感じる人は、今の仕事を少しずつ好きな方向にシフトさせていくことがおすすめです。
私自身ももともとソフトウェアの開発エンジニアだったのですが、モノづくり自体がそれほど好きではありませんでした。
それよりも、インフラ系エンジニアの仕事(サーバー、ネットワーク構築)の方が好きだということに気付いたため、気づいた時点で、インフラ系のSIERに転職しました。
※関連記事:転職で後悔しないためにどのような転職媒体を使えばいいのか
同じIT業界ですから、それまでの十分なソフトウェア開発者としての経験を評価されて、転職できたのです。
みなさんも、今の仕事を通して、楽しいと思える仕事を別に見つけた場合は、同じ業界、業種であれば、方向転換できる可能性はあるので、早いうちからチャレンジしてもらいたいと思います。