縁故転職で大失敗!コネ入社のデメリットとは?
このページは、特に知人から紹介された会社に転職しようかどうか、いわゆる縁故転職すべきか迷っている人に向けて書いています。
縁故転職とは、家族や親戚・また知人などの紹介で転職することを言います。
いわゆるコネ入社のことですね。
この縁故転職ですが、近年では増加傾向にあるようで、厚生労働省の調査によると約3割の求職者が縁故転職によって入社を決めているのだそうです。
ちなみに縁故転職の他には、転職エージェントなど転職のプロである人材紹介会社を使った転職方法や、ハローワークを活用した転職方法があります。
優秀な人であればあるほど、また転職を成功させたいと真剣に考えている人ほど、転職エージェントを活用して転職活動する割合が高いと思いますが、上記のように縁故転職が増えてきた背景には、
- 知人の紹介だと転職が楽だから
- 40歳を超えているため年齢的に人材紹介会社の利用が難しそうだから
- 親戚の紹介を断れなかったから
という後ろ向きな理由も多いようです。
転職は自分の今後の社会人人生を左右する一大イベントですから、コネで転職するにせよ、転職エージェントを使って転職活動するにせよ、後悔だけはしたくないですよね。
そんなわけで、管理人が考える縁故転職のメリットとデメリットを、転職エージェントなど他の転職方法と比較しながら書いてみたいと思います。
職場を選べないことが縁故入社の最大のリスク
確かに縁故入社は楽です。
求人企業と求職者の間に共通の知り合いが入ることで、採用する企業側もある程度安心感を持って採用面接をすることができます。
また、
これを踏まえたうえで、縁故入社の最大のリスクは、求職者が職場を選べないことだと思っています。
いざ知人の紹介で入社が決まったところで、
- 社風や仕事内容的に思っていた会社と違った
- 人間関係が自分には合わないと感じた
- 思っていたよりも業績が悪い会社だった
このようなことが入社後に判明することはザラです。
そうした場合、タダでさえ転職直後の転職は難しい上に、紹介してくれた知人の手前、余計に辞めることが難しくなります。
知人の顔に泥を塗ることになりますからね。
また、採用した会社側にしても、縁故入社した社員が紹介された通りの、期待通りの社員ではなかった場合でも、間に入ってくれた紹介者の手前、これまた本採用を拒否することが難しいでしょう。
このように、コネ入社の場合、双方にとって誤解が生じる可能性が高く、転職の結果残念な結果に終わる可能性が少なくないことに気を付ける必要があります。
それでも、コネで入社する場合、最低限のリスクを回避するためにも、あらかじめ
- 自分のやりたいことがその会社でできるのか
- 入社企業が自分に求める仕事や役割を果たせそうか
- 自分の実力が発揮できそうな社風の会社か
といったことだけでも、応募する前段階でしっかりと確認する必要があるでしょう。
なかなか転職先が決まらない人には縁故転職もおすすめ
とはいっても、転職エージェントを活用してすべての求職者が希望する転職先から内定をもらえるわけではありません。