転職を引き止められた場合どうすべき？

転職活動の末、晴れて内定をもらっても、まだ気を抜いてはいけません。

退職の意思を上司に伝えた結果、あの手この手で引きとめられるケースが少なくないからです。

転職マニア自身、転職を何回か繰り返してきましたが、すんなり辞めることができたケースよりも、転職を思いとどまるように上司に引き留められたケースの方が多く、中にはかなりメンドクサイ思いをしたこともありました。

このように、転職を引き留められた場合にどのように対応すべきかですが、もっとも大事なことは「自分の退職の意思を明確に伝えること」になってきます。

今いる会社に気を遣って、優柔不断な態度を取ってしまうと、引き止め工作をすることで会社に残ってもらえるのではないかと、会社側もあの手この手で説得や説教をしてくるため、すんなり辞めることが難しくなってきます。

転職の際に最も大事なことは、問題を残さずに今の会社を辞めることと、転職先企業にベストな状態で移れるように心がけることです。

そのため、今の会社に不必要に無駄なエネルギーを割くことは、おすすめできません。

自分は優柔不断な性格だと自覚がある人は、この時だけでも断固とした態度を取るように意識しておいた方が良いです。

自分自身が迷っている場合、直観に従い先に進むのがおすすめ

ただ、転職を引き止められた際、心が揺れ動く人もいるかもしれません。

それは、新しい環境で働き始める際についてまわる不安な気持ちと、慣れ親しんだ今の職場への安心感が戦っている状態といえるでしょう。

こういう時は、不安な気持ちを楽しみながら、新しい環境に進むのが正解である場合が多いです。

なぜなら、一度真剣に悩んで会社を転職しようと決めている事実があるため、例え残ったとしてもまた転職について思い悩む可能性が高いからです。

また一度会社を辞めようと思った社員に対して、会社側の信頼感は以前ほどは高くありません。

確かに、もし転職を思いとどまってくれたら、その瞬間は会社に残ったことを歓迎すると思いますが、一度会社を辞めて転職しようとした社員だという事実は今後もついてまわるため、重要な仕事や重要なポストを任せることをためらう可能性もあるでしょう。

そんなわけで、転職を引き止められたからと言って、自分の当初の熱い気持ちを覆して会社に残っても、あとあと後悔してしまう可能性の方が、これまでいろんな人を見てきた経験上多いと感じています。

転職を引き止められても、転職を考えた当初の熱い気持ちを思い出し、その選択に間違いがないのであれば、自分の気持ちを優先すべきだと思います。