【顔採用】転職・就職活動は外見の良し悪しで採用決まるの?
ある有名な大手IT系ベンチャー企業に訪問したことがあります。
とてもきれいで豪華なオフィスだったのですが、もっとも私を驚かせたことが、その大手IT系ベンチャー企業で働いていた女性が、ほぼ全員「とんでもなく美人(もしくはかわいい)」だったことです。
これは誇張しているわけではありません。
芸能事務所に間違って来てしまったのかと勘違いするぐらい、私が目にした女性社員のほとんどがアイドル並にきれいな人だったのです。
そしてこれは女性だけではありませんでした。
男性も長身なイケメン社員ばかり。
「太った女性社員」「頭が薄い男性社員」は見渡したところ、一人も見当たりませんでした、、
打合せで訪れただけでしたが、イケメンでない私はなんだか肩身の狭い思いをしました。
その時、転職・就職の裏情報としてよく耳にする「あること」を思いだしました。
それは、企業は採用の際、顔採用しているという噂です。
「顔採用」というのは、求職者を外見や見た目で採用しているということです。
このことが、道義的に許されることなのかどうかはいったん横において置きます。
実際に就活や転職など採用の現場で、顔採用は行われているのでしょうか。
そうであれば、
- 美人だったりかわいい女性
- 見た目が良くハンサムでイケメン男性
は最初から、そうでない人と比べ圧倒的に有利であるといえると思います。
顔採用(外見・見た目での採用)が行われている理由
それから数年後確信したことですが、ルックスを重視した顔採用は確かに行われていると思って間違いありません。
というのも、転職マニアがその後転職した中小規模の会社での話ですが、女性社員を募集する度に、男性社員の一部が社長の席の周りに呼ばれることがありました。
転職マニア含め、男性社員が「何だろう?」と社長の席の近くに集まると、社長が「これが今回応募してくれた女性なんだけど、お前らこの中でどの子がかわいいと思う?」とあからさまに聞いてくるのです。
社長の机の上には、応募してくれた女性の「顔写真付きの履歴書」が複数おかれていて、私たち男性社員にその一枚一枚に目を通させて、自分の好みの採用したい女性を社長に伝え、社長はそうした社員の意見を採用を決める際の大きな判断材料の一つにしていました。
このことには当初転職マニア自身大きなショックを受けて、いっぺんで社長のことが大嫌いになりました。
「女性蔑視のセクハラじゃないか!」と不快に思いましたし、その日以降、社長を軽蔑するようになりました。
ただし、その考えの半分は間違っていたことに後日気づくことになります。
その社長は、男性社員を採用するときにも、同様に女性社員を周りに呼びつけて、どの応募者がイケメンでタイプだと思うかヒアリングして、それを採用の際の大きな判断材料として採用者を決めていました。
つまりこの社長は「男性女性関係なくセクハラするつまらない男」だったということですね。
話を元に戻します。
この社長に後日、なんでルックス重視の採用をしているのか聞いてみました。
すると、「かわいい子やイケメンが社内に増えた方が、お前らも会社に来るのが楽しくなるだろ? それにお客さんも美人社員が接客してくれた方がうれしいんじゃないか? 俺もかわいい子が秘書をしてくれた方がうれしいし」というシンプルな答えが返ってきました。
つまり、外見・見た目での顔採用は行われており、うちの会社の場合、
- 男性社員、女性社員のモチベーションアップのため
- お客さんが喜んでくれるため
- 社長自身が美人の社長秘書が欲しいから
が顔採用をする理由だったようです。
ちなみに転職マニアは、その会社はとっくの昔に退職しているのですが、その会社の業績は低迷して倒産寸前だということです。
顔採用なんてそんなこと考えず、そのパワーを自社のサービスの向上にむければ、売り上げ低迷で苦しむことはなかったのではないでしょうか。
社長の考えや人柄に納得できなければ、早めに転職すべき
社長の考えに違和感を感じることがあると思いますが、その違和感を大事にしてください。
規模がそれほど大きくない会社であれば、社長の考え=会社の方針となり、直観レベルで社長の考えが浅はかだなと感じたり、尊敬できないと感じたら、その会社にはどのみち明るい未来はないでしょう。
働く上で何よりも大事なのは自分自身のキャリアです。
会社は従業員を守ってはくれませんので、よっぽど会社に惚れているのでない限り、そんな会社に自分の人生の全てを注ぐような「尽くす生き方」をすべきではありません。
年齢が上がるにしたがって、転職は難しくなってきますので、尊敬できない社長と会社には早めに見切りをつけて、転職活動をはじめることをおすすめします。