銀行員を辞めたい人が急増!その理由と異業種転職の可能性
銀行員(バンカー)のイメージは世代間によって大きく異なります。
たとえば、50代、60代といった、おじいちゃん、おばあちゃん世代から見ると「銀行で働いている」=「最高のステータス」と捉えている方も多いと思います。
「知名度抜群」な大企業ですし、一生涯「高収入」を約束されたというイメージを持たれているのでしょう。
一方、これから就職活動を迎える二十歳前後の学生をはじめとした若者からすると、銀行に就職すると一生安泰と思っている人はほとんどいないと思います。
「銀行業界の現状」を知っているからだと思います。
現在銀行で働いている人達の中でも、銀行員を辞めたいと思っている人が増えてきているというので切実ですよね。
銀行経営の先行きは暗い
なぜ銀行員を辞めたい人が増えてきているのかというと、単純に銀行経営の先行きが明るくないと考えられているからです。
例えば、銀行は企業に「お金を貸し付け」て、その利息が大きな収益となっていますが、昔に比べお金を借りてくれる企業は激減しています。
私にも何人も経営者の知り合いがいますが、皆口をそろえて「お金借りてまで事業ブーストしたくないわ。そもそも内部留保たっぷりあるし」と言っています。
取引銀行の担当者から頼まれて、付き合い程度で少額融資してもらっているという人はいますが、こんな人ばかりであれば、企業にお金を貸し付けるビジネスモデルが大きな収益を上げるはずもありません。
住宅ローンを避ける人も多い
また、家を買いたい人に住宅ローンを利用してもらうことも、銀行の大きな収益の一つと言われていますが、これも今後は難しくなってくるでしょう。
借金してまでマイホームを持ちたいと思っている人が減ってきているからです。
これはその類の書籍の影響も多いでしょう。