みなし残業代すらも払わない会社があるって知ってた?
転職活動時に「経営が安定している会社なのかどうか」「給与はいくらなのか」「ボーナスはいくら出るのか」「残業が多い会社なのか」といった項目をチェックする人は多いと思います。
ですが、重要なのにあまりチェックされない項目に「みなし労働時間制」という制度があります。
みなし労働時間制とは、給与にあらかじめ一定時間分の残業代(みなし残業代)を含めている賃金制度のことを言います。
俗に言う「みなし残業制」のことです。
要は、みなし残業時間を50時間と定めている会社に入社したのであれば、49時間残業したとしても残業代は一円も払われないということです。
そもそも、なんでこんな制度があるのかというと、
このみなし残業制度を悪用している会社で転職マニアは働いていたことがありました。
その会社は、みなし残業時間を80時間と設定していたのですが、転職マニアの労働時間は毎月100時間を余裕で超えていたのにもかかわらず、一度も残業代を支払われたことはありませんでした、、
そもそもこの会社、正社員に対してはタイムカードなどでの勤怠管理すらもしていなかったので、そもそも残業代を払う気がなかったのでしょうね。
このような会社をブラック企業といいますので、皆さんは絶対に入社しないように気を付けてください。
みなし労働時間の平均は40時間程度
みなし労働時間は会社によって様々ですが、平均は40時間程度になるようです。
職種によっても異なり、年収の多いコンサルタント職などでは50時間を超える会社もあるようです。
年収が1000万を超えていたりして高給なのであれば、みなし労働時間が50時間程度でもやむを得ないと思えますが、年収が低いうえに、みなし労働時間が80時間など、社員を大事にしている会社とはとても思えません。
そのうえ、みなし残業代すら払わないのであれば、詐欺で訴えるべきケースですよね。
みなし労働時間の上限はないが多すぎる会社には要注意!
2015年現在の法律上、みなし労働時間の上限は決められていないそうです。
ですが、みなし労働時間の上限はないが多すぎる会社には気を付けましょう。
みなし労働時間の詳細を面接で詳細に聞くべし!
事前に企業研究を十分にして、採用面接を受ける予定の会社が「みなし労働時間制」を取り入れている会社であれば、面接の時に必ず
- みなし労働時間を超えた分の残業代は支給されているのか
- 勤怠管理はどのように行われているのか
- どのぐらいの割合の社員がみなし労働時間を超えて働いているのか
を最低限確認しておくことを忘れないようにしてくださいね。
もし採用担当者が回答に詰まるようであれば、その会社がみなし残業代についてちょろまかしているブラック企業である可能性があるので、入社は辞めておいた方が良いです。