景気が悪い時も関係なく転職出来る人
景気が悪いときは、一般的に求人数は減少します。
なので、今は景気が悪いから転職するのなかなか厳しいんだよなー
というのは、そういう意味では一理あります。
ですが、それは一般論でしかありません。
内訳をよく見てみると、不景気でも変わらず転職市場で需要があるタイプの人もいるのも事実です。
不景気だろうが変わらず転職できる人と、不景気になると転職が難しくなる人
この両者の間にはどのような違いがあるのでしょうか。
不景気になっても需要があるのはこういう人
不景気になっても変わらず、転職市場で需要があるのは、幹部採用を期待されている人です。
幹部候補とは、将来、企業内で指導的立場に就くことが期待されている人材のことで、不景気の時こそ事業の抜本的な建て直しをする必要がでてくるので、幹部候補の転職需要は増加します。
頼む!わが社を立て直してくれ!!
って期待されるってことですね。
転職マニア的には、こういうタイプは一時期の日産自動車の経営ピンチを救ったカルロスゴーンさんのイメージがあります。
また同様の理由で、幹部候補とまでは言えなくても、リーダータイプの人材は不景気の中でも転職に強いといわれています。
幹部クラスが、不景気の中で事業を新たに建て直し、その下で実際に現場の指揮をとるのは、リーダークラスになるので、当然不景気の中でもニーズは多いといえるでしょう。
幹部候補で一番多い年齢層は40代以上の人たちで、リーダークラスは30代半ば位までの人が多いと思いますが、このようなタイプの人達は、景気が悪い時も関係なく転職出来る人だといわれていますので、今の景気が良いのか悪いのかを、それほど気にせずに転職活動していけば良いと思います。
また不景気になると、多くの企業が会社の経営が苦しくなるので、売り上げを増やそうとします。
つまり、各企業のスタンスにもよりますが、売り上げが下がってきたのでもっと収益を上げたいと思っている企業であれば、営業系の職種は不景気になっても、需要はあるということです。
お金を生み出すポジションは、不景気の影響を受けにくいということです。
不景気になると転職しにくくなるタイプ
逆に、不景気になると転職しにくくなるのはどのようなタイプの人でしょうか。
先ほどの逆になりますが、お金を生み出さないポジションの人は、採用数が減少する傾向があります。
物が売れないので、利益を出せない部門は採用数を抑え目にするということですね。
具体的にいうと、経理や総務やシステム管理部門がこれにあたります。
会社の屋台骨を支えるインフラ部門なので、とても重要なポジションなのですが、そのような理由で、不景気であれば求人数は減る傾向にあります。
ただし減るといっても、インフラ管理部門がなくては会社がまわって行きませんので、当たり前ですが需要はあります。
ただ、各企業でその部門の人数が減るので、不景気の時は忙しくなる可能性は高いです。
また、不景気時は新卒採用は真っ先に減らされます。
即戦力が必要とされているので、ビジネスマナーなど社会人の基本的なルールを教えている暇など企業にはないからです。
同じく第二新卒で、ビジネスマナーも業務の基礎も新卒とほぼ変わらないレベルの人であれば、不景気時の就職活動は、景気が良いときと比べると厳しくなると思います。
ただいずれにしても、転職活動というのはやってみなければわからない部分が大きいです。
転職を考えているのであれば、まずは当サイトでおすすめしているような転職エージェントに登録し、コンサルタントに相談するところからスタートしてみてください。