飛び込み営業が向いてない人へ
飛び込み営業とは、事前のアポイントなしで見込み客のオフィスを訪問する営業スタイルのことを言います。
新規の見込み客を獲得することは、企業の営業活動でとても重要な意味を持ちます。
ですが、大変な仕事は数多くあれど、その中でもこの飛び込み営業は群を抜いて大変で過酷な仕事だといわれています。
まだ、飛び込み営業の仕事に疲れやストレスを感じていても、全体としてポジティブに考えられる人であれば、飛び込み営業の仕事を前向きに続けていくこともアリだとは思います。
ただし飛び込み営業することに疲れ果て、ストレスいっぱいになって、ウツ病の一歩手前まで行ってしまっているのであれば、転職することも視野に入れて、今後の仕事のあり方を真剣に考えてみるきっかけになると思います。
飛び込み営業で、毎日毎日訪問先の社長に嫌がられ、怒鳴られて、胃が痛くて公園のベンチに座り込んでいる人もいるでしょう。
そういう人は、今後の自身のキャリアや、仕事のスタイルについて真剣に考えてみる時期なのかもしれません。
飛び込み営業でものが売れる時代は終わった
物が黙っていても売れる時代がありました。
車や大型テレビやパソコン、それらの商品を持ちたいがために、人は豊かになろうと汗水たらして働きました。
ですが、今や車やテレビを持っていることは当たり前です。
頑張って働いてお金をためてでも欲しいもの。そんなものどれだけの数あるでしょうか。
もちろん、画期的な商品が登場すれば、人はそれを手にするために殺到します。
iphoneやipadなどアップルの商品はまさにそうでした。
ですが、そんなものはごく一部の商品だけです。
よほど話題にならない限り、あえて欲しいとも思いません。
同じことは企業においても言えます。
「印刷機?」
→ もう他社製の複合機があります。
「保険商品?」
→ いや入っていますし、間に合っています。
「コーヒーメーカー?」
→ いや、もうあります。お飲みになりますか?
「ホームページ制作の営業?」
→ もうありますよ!リニューアル予定はありません。
「○○教材販売なんですが・・・」「◇◇寝具販売の会社ですが・・・」「○○商社ですが」「メーカーの△△ですが、OA機器の・・・」、、でもたいていの商品サービスは間に合っているんですよね。
企業も、新規開業のオフィス以外であれば、仕事をするうえで必要な商品は初めの段階で自分から買い揃えています。
それなのに、今あるのと違うサービスや商品を勧められたところで、大して意味や価値を感じないでしょう。
ただでさえ忙しいのに、無駄な時間を使わせるなよ・・・
欲しけりゃ、こっちから探して注文するし・・・
つまり欲しい物で満たされている相手に、飛び込み営業しても売れないものは売れないです。
そういうわけで、飛び込み営業でものが売れる時代は終わったのかなと、転職マニア的には思っています。
当然、断られる確率も高くなり、邪険に扱われることも増えてきます。
「エスキモーに氷を売る」
ではないですが、いきなり来られて、必要を感じない提案をされることは、する側もされる側も苦痛を伴います。
どう考えても、迷惑だろうな・・・
何度飛び込み営業しても、同じような反応、つまり迷惑がられ、断られ続けると、自尊心も傷つき、気持ちも落ち込んできます。
死にたい、自殺したいと心を病む人、精神を病んで入院退院を繰り返す人も出てくるかもしれません。
もちろん、飛び込み営業のやり方の工夫次第、例えば場数を踏むことで、営業トークのコツをつかむことや、メンタルを鍛えることや、やり方のマニュアルを確立することでまだまだ、飛び込み営業の確立を高くしていくことは可能だとは思いますが、昔に比べ売れにくくなったという状況の理解はあらかじめしておいた方が良いと思います。
飛び込み営業が合う人合わない人
それから、もっとも大事なことですが、飛び込み営業ほど、向き不向き、得手不得手がはっきりわかれる仕事もないと思います。
人はだれでも得意なことと、そうではないことがあります。
性格もさまざまで、内気な人もいれば、強気な人もいます。
内気な人や、くよくよしがちな人、打たれ弱い人、落ち込みがちな人には、飛び込み営業との相性はよくないでしょう。
精神的に参ってしまう状態が続いてしまうと、うつ病や躁鬱病など心の病で心を病んでしまう危険性もあります。
社会人サラリーマンとして働く人生は長いです。
向き不向きは誰にでもあるので、向いていないのであれば、今後のキャリアも考えて早めに方向転換する必要があると思います。
そうでないと、人生もったいないですからね。
同じ営業の仕事といっても、飛び込み営業、新規訪問以外に、ルートセールス、電話営業テレフォンアポインター(テレアポ)、カウンター営業などやり方・手法は様々です。
・どういった職業に自分は向いているのか
・今までの飛び込み営業などのキャリアをどのように生かしていけばいいか
転職エージェントでは、担当のキャリアエージェントに、求職者のバックグラウンドや仕事に対する想いを伝えたうえで、転職活動を相談しながら二人三脚で進めていくことができます。
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