公務員がクビ・リストラになる日
民間企業で働いている人同士で飲みに行くと、愚痴系の話になった時たいてい次のような言葉が飛び交います。
- 公務員ってずるいよなぁー。クビにならないし!
- 日本が財政破たんするまでは公務員って安泰なの?不公平だよな、、
- 公務員の今年のボーナスって平均○○万円らしいよ。俺のところはなしだったよ
- 地元の○○役所に私用で行ったけど、案内役の人が何人もいて無駄だと思った
- 民間に転職サービスがあるのに、ハローワークって何のためにあるの?
- 知り合いに○○省OBがいるんだけど、天下り先からも何千万も退職金もらったんだってさ
・・・まぁグチ飲みっていうのは、アルコールの力を借りて、日頃のうっぷんを晴らすことが目的なので、気持ちはわかりますけど、他人の立場を羨んだり、妬んだりしても自分の置かれている状況は変わりませんから、あまり意味はないですよね、、
それに勘違いしている人も多いと思いますが、「公務員は暇そう」というのはあくまでイメージの問題です。
実際には、月何十時間もサービス残業して頑張っている方もいるみたいですし。
そもそも私は公務員を羨ましいと思ったことは一度もありません。
なぜなら、ほとんどの公務員はその職を失うと、経験に汎用性がないため、つぶしがきかないからです。
つまり公務員を辞めてしまうと、民間への転職が難しいということですね。
言われているように、本当に一生クビにならないのであれば、キャリアにつぶしがきかなくても問題なさそうに思えます。
ですが、公務員であっても、民間企業と同じようにクビ・リストラになる日が来るのはそう遠い日ではないと思っています。
公務員の数の削減という意味では、少し前の民主党政権時代に、蓮舫議員が「事業仕分け」と呼ばれる行政改革を試み、大阪市長の橋下徹氏が大阪都構想を打ち上げましたが、いずれも道半ばで頓挫しています。
それだけ抵抗勢力が強いのでしょう。
- 今の日本に必要な公的サービスの量
- 日本の財政状況
を考えても、今の日本のような大きな政府ではなく、できるだけ早く、小さな政府になるべく行政改革を断行する必要があると思うのですが、いかがでしょうか。