基本情報処理技術者の資格は転職に有利?
基本情報処理技術者は、情報処理技術者試験の中で最も人気の高い国家資格の一つです。
基本情報処理技術者の位置づけとしては、IT関連資格の中でも登竜門となる資格になります。
私自身も、会社にも慣れてきたエンジニア3年目ぐらいの時期にこの基本情報処理技術者は取得しました。
それなりに難しい試験ですので、参考書買って腰据えて勉強しないと苦戦すると思います。
エンジニアとして働いている人にとって、忙しい中基本情報処理技術者の取得を目指す価値はあるのかどうかが気になるところだと思います。
そこで
- 基本情報処理技術者試験に受かるために必要な時間
- 基本情報処理技術者を持っているメリット
- 基本情報処理技術者試験は転職に役に立つのか
- 基本情報処理技術者試験を受ける必要がない人
について、基本情報処理技術者試験に合格した実体験を踏まえて書いてみたいと思います。
開発経験あれば勉強時間200時間程度。通勤電車を利用すべし
私が基本情報処理技術者試験を受けたのは、プログラマーとして2年目の時でした。
開発で使っていたプログラミング言語は、「C言語」でしたがjavaが好きだったので、言語はjavaで受験しました。
試験勉強を始めてから受験までの期間が半年ほどで、毎日1時間、電車通勤中に過去問を解いていたぐらいでしたので、試験勉強に要した時間は約180時間ぐらいだったと思います。
貴重な休日を利用するのもいいですが、通勤時間が長くて暇を持て余している人は、電車通勤中に勉強すると、集中できるのでおすすめです。
プログラム言語にアレルギーがない人であれば、200時間ぐらいあれば合格でいる水準までいけるんじゃないかなと思います。
資格手当がもらえたり転職の際足きりをクリアするメリットはあるが、、
結論から言うと、基本情報処理技術者を持っているメリットは多いです。
まず、基本情報処理技術者の試験に合格することで
- 合格報奨金
- 資格手当
- 合格報奨金・資格手当の両方
を会社から支給される可能性があります。
全ての会社が資格手当や合格報奨金を支給しているわけではないのですが、IT企業全体で見た場合4割程度の支給率があるようです。
基本情報処理技術者に関する資格手当や合格報奨金の支給額は会社によって異なりますが、私のこれまでの実感的で言うと、合格報奨金が2~3万円程度で、資格手当が5千円程度だと思います。
基本情報処理技術者の次に受けるとしたら
情報処理技術者試験は、基本情報技術者試験以外にも
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 応用情報技術者試験
- ITストラテジスト試験
- システムアーキテクト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- データベーススペシャリスト試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- 情報セキュリティスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験
- システム監査技術者試験
というように、試験区分がわかれています。
これらは、国家資格ですが、それ以外にも、オラクルマスター(オラクルが行っているデータベース系資格)やCCNA(ciscoが行っているネットワーク系資格)などベンダーが行っている民間資格もあります。
基本情報処理技術者の次にどの資格を取得すべきかですが、それは今どのような業務を行っているかで決めると良いでしょう。
いずれにしても、持っていれば転職にも多少有利ですし、資格を優遇してくれる会社もあるので、資格を持っておいて損はないです。
ですが、いずれにしても転職するのを先延ばしにしてまで、取得すべき資格ではないです。
転職の面接で拍を付けるために資格取得を考えるのであれば、その時間を即戦力になるためにエンジニアとしての技術を伸ばすことに使うべきでしょう。