賃金未払いの会社社長が逮捕!
先日、労働者への賃金を適切に支払わなかった会社の社長が逮捕されました。
賃金未払いによる逮捕ですね。
未払賃金の対象となる賃金には、
- 給与など定期賃金
- 退職金
- 賞与やボーナスなど一時金
- 休業手当
- 割増賃金
- 年次有給休暇の賃金
がありますが、その多くが労働法や労働基準法の各条文にそれぞれ定められています。
真面目に仕事している労働者に対して賃金を適切に支払わない行為は、お金をひったくる泥棒行為と同等の詐欺行為だと思うのですが、賃金未払いが逮捕にまで発展するケースを耳にすることがあまりありませんでしたよね。
そんなこともあり、今回の賃金未払い会社の社長の逮捕を聞いて、久々に胸がスカッとする良いニュースだと個人的に思いました。
ちなみに、この社長を逮捕したのは警察ではなく労働基準監督署です。
賃金未払いは労基法違反になりますが、労働基準監督署は同法の違反者に対して逮捕する権限を持っています。
今回の逮捕を受けて、労働基準監督署によるブラック企業の賃金未払い経営者に対する逮捕が加速するいいなと心底おもいます。
ちなみに、このように社員への給料支払いがルーズな会社で働いている人は、若くて転職が可能な時期に早めに他の優良な企業に転職するのが良いでしょう。
労働者の財産を搾取するブラック企業に存在価値はなし
賃金未払いの会社というのは、典型的なブラック企業と言えるでしょう。
大企業に勤めている人には想像つかないかもしれませんが、日本にはこのような詐欺行為を行う会社は中小零細企業を中心にかなり多く存在しています。
程度の差こそあれ、今回の逮捕の一件は、賃金未払いを平気で行っている会社の中の氷山の一角だということを知っておいてください。
賃金未払いや残業代不払いの他にも
- 長時間労働を強いる
- オーナー社長が社員を兵隊や家畜のようにこき使っている
- お客さんのために社員に対してありえない犠牲を強いる
ブラック企業には、このような特徴を持つ会社が多いです。
お客さんのためにというと聞こえはいいのですが、結局こういうブラック企業の質の低い経営者は「お客さん=金」と思っているので、本心では金のために社員に対してありえない犠牲を強いているということです。
このようなブラック企業は、貴重な日本の労働者を搾取し、精神的にも肉体的にも疲弊させてしまう非常に利己的で不遜な会社なので、百害あって一利なしと言えます。
今回の賃金未払いの会社社長を逮捕した件のように、悪質なブラック企業を早急に撲滅してほしいですね。
雇用者からの理解を得られないこのような悪質な会社は、遅かれ早かれ倒産する可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
転職できない年齢になってから後悔しないためにも、早めの転職をおすすめします。