履歴書の写真は加工・補正すべきか?

履歴書の写真は加工・補正すべきか?

履歴書の写真は加工・補正すべきか?

履歴書の写真は加工・補正すべきか?今回は、「履歴書の写真は加工(補正)すべきか?」というテーマについて書いてみたいと思います。

日本ではアメリカなどと異なり、履歴書に自分の顔写真をはる必要があります。

履歴書掲載用の写真を用意する方法ですが、

  1. 「街中に設置されている証明写真ボックス」で撮影する
    値段は800円程度
  2. 写真館で「プロのカメラマン」に撮影してもらう
    メイクやヘアセットや写真補正を頼んだ場合、1万円を超える場合も
  3. スマートフォンで自撮りしてコンビニで印刷する
    タウンワーク(リクルート)のスマホアプリ「履歴書カメラ」など使って30円程度

このような方法でみなさん用意されているようです。

もちろん、値段が高いだけあって、写真館で「プロのカメラマン」に撮影してもらうのが、最も完成度は高いです。

が、もっと安く抑えられないかなぁというのも正直なところですよね。

写真館で「プロのカメラマン」に撮影してもらうことによる大きなポイントは、自分の顔写真の「補正」をしてもらえる点でしょう。

写真補正しないのであれば、800円の証明写真ボックスでも良いのではないかと思います。

最初から「うそ偽りのない顔写真」を使う方が好感度が高くて良いのか、それとも「実物150%増しの写真」を用意することで、面接突破率アップを狙った方が良いのか。

転職活動をトータルで考えたとき(新卒での就職活動も同様ですが)、わたしたち求職者にとってどちらで写真を撮るのが賢い選択なのでしょうか?

そのためには、まず履歴書の写真がなぜ必要なのかについて考えてみる必要があります。

履歴書に顔写真が必要な理由は「本人確認のため」と言われているが、、、

履歴書とは、求職者の

  • 「名前」
  • 「生年月日」
  • 「電話番号」
  • 「住所」

といった基本的な個人情報にくわえ、

  • 「これまでの学歴」
  • 「これまでの職務経歴」
  • 「これまで取得した資格や免許」

等を記載した書類のことです。

履歴書は企業側に提出する必要がありますが、そもそもなぜ履歴書が必要かというと、企業側がどの応募者を採用するか判断材料が欲しいため、履歴書の提出が求められるのです。

履歴書の作成方法として、市販されている紙の履歴書で作成する場合と、WEB履歴書を作成する場合がありますが、いずれにしても上記の個人情報に加え、履歴書に貼るための求職者自身の顔写真を用意する必要があります。

なぜ履歴書に顔写真をはる必要があるのかというと、面接に来た人が間違いなく求職者本人であることを一目で確認するため、いわゆる「本人確認」のためだといわれています。

確かに、一日何十人と面接している採用担当者からすると、あとで履歴書を見返した場合、顔写真がないと、面接時に感じた印象と履歴書を紐づけることが難しくなります。

そのようなことから、履歴書に顔写真があると「本人確認」がスムーズになるメリットは確かにあると思います。

ただ、アメリカなど海外では、差別にあたるという理由で、履歴書に顔写真をはる欄はありません。

顔写真だけでなく、「生年月日」「性別」「家族構成」「未婚か既婚か」「健康状態」なども書きません。

雇用差別をなくすためですね。
顔写真を必要としないのは、容姿を含めての雇用差別を徹底しているからだと考えられています。

つまり、顔写真がなくても外国では採用面接は問題なく行えているので、「本人確認」のために履歴書に顔写真が必須とまでは言えないでしょう。

履歴書用の写真にある程度の写真補正をした方が良い理由

むしろ、採用現場のリアルな声を聞くと、履歴書用の写真は、「どのようなルックスの求職者」なのかを事前に見極めるためという要素が意外と大きいことがわかります。

顔採用は、アナウンサーやマスコミ業界だけの話でなく、実際に行っている企業は結構あるそうです。

ルックスの良しあしだけではなく、

「明るくて印象がいい」
「元気があってさわやかだ」
「知的な表情で仕事内容と合致している」
「うちの社員とうまくやっていけそうだ」

というように、今の社員や取引先企業の士気を考えて採用する企業が少なくないと聞きます。

つまり、求職者側としては、書類審査通過率を上げるため、そして結果的に内定獲得率を上げるために、「ある程度印象の良い写真を用意したほうが良い」ということになります。

ある程度お金がかかっても、プロのカメラマンに写真館で撮影してもらって、写真加工(補正)をしてもらった方が良いということですね。

ただし、補正しまくって、本人と写真が全く別物になってしまっては、逆に「がっかり感」を与えてしまったり、「正直な人ではないのではないか」というマイナスの印象を与える可能性があります。

写真補正したものが実物と比べて

  • 「目が実物よりも大きい」
  • 「髪の毛の量が明らかに多い」
  • 「鼻を高くする」
  • 「唇にボリューム感を出す」
  • 「顎の輪郭をシャープにする」

こういうことが目立ってしまうと、別人の印象を与えてしまい、デメリットになりかねません。

そのため、印象が良くなる程度の写真補正が良いでしょう。

例えば、

  • シミやそばかすを消す
  • 肌を綺麗に美白にする
  • 目のクマやほうれい線を消す

このように、顔の造りには手を加えず、印象を明るくするような補正をすることは、転職活動対策としてプラスに働く可能性が高いです。

やり過ぎないほうが良いということですね。

履歴書写真の加工・補正は、別人にならないように、印象をよくする程度にとどめておいたほうが良いということになります。

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