証券会社辞めて正社員転職する際の3つの重要ポイント
証券会社社員の転職は、一昔前と比べ明らかに数が大幅に増加しています。
20代社員を中心に、30代、40代社員の転職が多く、「ディーラー」「ブローカー」「アンダーライティング」「セリング」いずれの業務でも転職者の流入が増えてきています。
このように同じ証券会社(同業他社)への転職を考えている方も多いでしょうし、これまでのキャリアを活かして異業種への転職を考えている方もいらっしゃるでしょう。
ただ、いずれにしても、証券会社を辞めて転職する場合の最大のポイントは、「少しでも良い待遇の職場を見つけ転職面接に勝ち抜くこと」になってきます。
証券会社の会社員が正社員転職するための重要なポイントを、3つほど厳選して書いてみたいと思います。
1.証券会社転職に強い転職エージェントを活用しよう
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リクルートエージェント
証券会社への転職にもっともおすすめなのが、この「リクルートエージェント」を活用した転職活動です。
リクルートエージェントがおすすめな理由は何と言っても、その「証券会社関連の公開・非公開求人数の多さ」にあります。
もちろん、他の業界の求人も多いため、証券会社から異業種へ転職を考えている人にもおすすめです。
また、リクルートエージェントでは、証券業界、金融業界に精通した専任のCAが、求職者の転職を全面的にバックアップしてくれます。
日本全国に多くの拠点を持っているのも、全国の証券マンがリクルートエージェントを活用する大きなメリットの一つです。
証券会社への正社員転職を考えている方は、この「リクルートエージェント」と下記に紹介しているエージェントの、計3つ程度に登録しておきたいところです。
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マイナビエージェント
証券会社への正社員転職を考えたとき、この「マイナビエージェント」も絶対に外せない転職エージェントの一つになります。
マイナビエージェントは、クライアント企業との強いコネクションをベースに、金融プロフェッショナルである、フロント・ミドル・バック専門の転職支援に強みを持っています。
マイナビエージェントはキャリアコンサルタントの質の高さに定評がありますが、証券会社への正社員転職においても、金融領域専任コンサルタントが、求職者の転職支援にあたります。
証券会社への正社員転職を考えている方は、「リクルートエージェント」とこの「マイナビエージェント」には最低限登録しておきたいところです。
結果的に良い待遇の職場に転職が決まるように、証券会社への正社員転職にマイナビエージェントをぜひ活用してみてください。
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アデコ
アデコは、世界最大規模を誇る外資系人材紹介会社です。
外資系企業への転職に強みを持つアデコは、外資系の証券会社、金融機関への転職に特に強みを持っています。
もちろん、国内の証券会社への求人についても、トレーダーから、リテール営業、アナリストに至るまで幅広く取り扱っています。キャリアエージェントの丁寧なサポートにも定評があるので、証券会社への正社員転職を考えている方は、アデコもぜひ活用してみてください。
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DODA
DODAファイナンスという、金融転職に特化した転職サービスをDODA内部に持っているだけあって、DODAも証券マンの正社員におすすめの転職エージェントになります。
DODAの特徴は、リクルートエージェントに次ぐ大手の転職エージェントなので、金融系の求人数が多めなのも強みです。
DODAの拠点は、札幌、仙台、東京、横浜、さいたま、名古屋、大阪、京都、神戸、広島、福岡、那覇といった都市部にのみ存在するので、これらのエリアに面談に行ける方のみサポート対象の転職エージェントになります。
証券会社への正社員転職については、まずは上記の転職エージェントの中から3つ程度に登録して、それぞれのエージェントを併用しながら転職活動をすすめるのが良いでしょう。
2.証券会社の求人選びはエージェントのCAに積極的にアドバイスをもらおう
転職エージェントを活用すべきであるというお話をしましたが、転職エージェント活用するメリットは、質の高い公開求人、非公開求人を紹介してもらえるだけではありません。
証券業界、金融業界に精通したキャリアエージェントの客観的で正確なアドバイスを受けることで、転職に失敗するリスクを可能な限り下げることが期待できることも、活用してはじめて実感できるメリットだといえます。
転職エージェント以外の転職媒体としては、リクナビなどの転職サイトやハローワークがありますが、いずれも自分で求人を選び、自分で求人に応募する形式になるため、その求人が自分にとって転職に値する企業なのかどうか、その道のプロに客観的な判断をもらう機会がなかなかありません。
証券会社への転職は、一回一回が大事になってきますので、転職エージェントを活用できるのであれば、活用することをおすすめします。
転職エージェントの選び方については、こちらのページを参考にしてみてください。
3.今勤めている証券会社を退職する前に転職活動をはじめしょう
証券会社は、残業や休日出勤が多く、精神的なストレスや負荷の多い職場だといわれています。
そういう現状もあり、証券会社で働きながら転職活動するのは難しいと感じ、一度会社を辞めてから転職活動をスタートさせる人も少なからずいるようですが、可能であれば、在職中から転職活動しておいた方が、精神的にも有利に活動を続けることができます。
ただ、どうしても今の職場で働きながらの転職活動は厳しいという方は、転職エージェントへの登録だけでも在職中にやっておいた方が良いでしょう。
転職エージェント登録後は、担当者との面談、今後の打合せなどがあるため、それは在職中にすすめておき、退職後、すぐに面接に動き出せるように、転職の準備だけでもすすめておきましょう。
証券会社ってどんな業務があるの?
証券会社の仕事には、次のように大きく4つの業務があります。
- ブローカー業務
個人投資家などからの委託注文ベースで株などを売買する業務 - ディーラー業務
証券会社が自ら株などを売買し利益を得ようとする業務 - アンダーライター業務
債権や株を企業が発行する際、売却目的で取得して、売れ残った場合に引き取るなどする業務 - セリング業務
債券や株を発行している企業から委託を受け、それらを売却する業務
これらいずれの業務に携わっている人であっても、転職する際は、証券会社の転職に強い転職エージェントを活用することが、転職に成功する確率を少しでも高くする最初のステップになります。
証券会社ってどんな会社があるの?
証券会社には、
- 野村ホールディングス
- 大和証券グループ
- 岡三証券グループ
- SMBC日興証券
- みずほ証券
- 三菱UFJモルガンスタンレー証券
- 丸三証券
- 東海東京フィナンシャル・ホールディングス
- いちよし証券
- 東洋証券
- 水戸証券
など、大手や中堅の証券会社が首都圏だけでなく、地方都市にも多数存在しています。
証券取引所である「日本証券所グループ」は、時価総額で見ると世界第三位の位置づけになっています。
2015年現在、どの証券会社もNISA口座獲得などで競争激化の様相を呈しています。
そのため、証券業界としては、現状給与引き上げや求人採用活動に力を入れていると見てよいでしょう。