定年退職まで一生安泰な会社なんて1社もない本当の理由

定年退職まで一生安泰な会社なんて1社もない本当の理由

定年退職まで一生安泰な会社なんて1社もない本当の理由

会社に依存した働き方は非常に危険!「定年まで辞めずに働ける、一生安泰な会社」なんてこのご時世あるのでしょうか?

もちろん、そんな会社があるのであれば、多くの就活生が興味を持つことでしょう。

学生時代、ご両親から「定年退職まで辞めずに働ける安定した大企業に就職しなさい」と言われ続けてきた人も多いと思いますので、そんな会社に新卒で入社出来たら、最大の親孝行化もしれません。

ですが、この認識は半分正しくて、半分間違っています。

半分正解というのは、わたしたちの親の世代がサラリーマンだったころは、「一度就職したら定年退職日までほぼ安泰な大企業」が確かに存在していましたから、親がその認識のもとそのような安定した会社への就職をすすめる理由は正しいでしょう。

そして完全に間違っているのは、2016年現在、「定年退職まで一生安泰な会社なんて1社もない」というのがまぎれもない現実だからです。

親の世代が抱いている妄想と、私たちが突き付けられている現実が違っているということです。

ネームバリューで会社を選ぶのは本当に危険

まず最初に言っておきたいのが、ネームバリュー、知名度で入社する会社を選ぶのは本当に危険だとういことです。

「今は新興国のメーカーに押され気味だが、歴史のある超大手企業だからそのうち間違いなく昔の勢いを取り戻すだろう」

懐古主義をよりどころに、このような期待を一方的に抱いたところで、その期待はあっけなく裏切られるのは目に見えています。

懐古主義とは、親の世代が勝手に抱いている妄想のことですが、数十年前のバブル期やその前の時代、製造業をはじめとした日本企業が世界経済を席巻した時代がありました。

個別な企業名を出すのは辞めますが、「ジャパンアズナンバーワン」と世界中から羨望のまなざしで日本製品が評価されていた良い時代です。

そのころを懐かしむ懐古主義はわからなくはないですが、現実問題、そのころの序列に復帰するのを期待するのは辞めましょうということです。

成長に陰りがでたことには理由があります。

そして、その企業が目覚ましい成長を遂げていたのは、その時代その企業がベンチャー企業的な立ち位置にいたからでしょう。

今やベンチャーの勢いはなく、成熟産業の大手としての位置づけであれば、今後大きな成長は望めないどころか、成長に陰りが出てきたのであれば、リストラの対象にされる日も来る可能性は大いにあります。

大きな組織を率いていている大企業は、簡単に変わることができませんから、会社の名前が有名だからという理由で、会社選びをすべきではありません。

むしろ、大きな成長を期待するのであれば、それはベンチャー企業の役割なので、優秀な人材は、これから伸びる産業や企業に入社すべきなんですよね。

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