仕事が忙しくない職場の探し方と転職方法
「長時間労働」やそれに伴う「過労死」の問題が最近特にクローズアップされてきたこともあり、仕事が忙しくない、忙しすぎない職場を希望するサラリーマンが増えているそうです。
「残業時間は多いけどそれなりに給料の高い職場」と「そこまで給料は高くなくていいので、ほぼ定時で帰れる職場」の2択であれば、後者を選ぶ人が多くなってきているということですね。
もちろん、残業がなくても給料が低すぎては話になりません。
例えば、現在35歳のビジネスマンが
- 「1日約8時間(1週約40時間)労働で月給25万」
- 「1日13時間(1週65時間)労働で月給60万」
という2つの労働条件から職場を選ぶのであれば、後者の職場を希望する人も多いと思います。
いくら楽とはいえ「費用対効果」を考えると前者の職場はあまりに賃金が安すぎます。
そうではなく、「繁忙期を除いて基本的に残業が少なく、かつ給料も満足できるレベルの職場」で働きたいということですよね。
それでは、そのような「ホワイト系の企業」に転職するためにはどうすれば良いのでしょうか。
1.ホワイト系企業の求人に片っ端から応募する
実際、本腰を入れて転職活動したことがある人であればご存知だと思いますが、転職エージェントなどの人材紹介系のサービスを利用すればホワイト系企業の求人は数多く出ています。
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にもかかわらず、「仕事が忙しくない職場は非正規雇用しかない」と諦めてしまっている人が少なからずいるのは、求人をたいして吟味せず転職先を気分で選んでいる人が多いからではないかと思っています。
特に今の会社を辞めずに転職活動する場合、働きながら空き時間を利用して面接受けたりするため、結構しんどい日々が一定期間続きます。
そのため、自分で選ぶタイプの「転職サイト」や「ハローワーク」で転職活動した場合、自分の入りやすい企業で妥協してしまうということがよくあるんですよね。
そもそも、自分でWEB上から探してきた求人が、長時間残業のない「ホワイト企業」なのか、労働時間が長い「ブラック企業」なのかすら、企業側が提供しているデータと自分の直感のみで決めなければなりません。
一方の転職エージェントの場合、キャリアコンサルタントが転職活動をサポートしてくれますから、企業の労働環境の実態に近い生の情報を提供してくれたりするため、効率よく自分の希望する企業に応募することが可能になってきます。
「転職で失敗したくない!」という思いが強い人ほど、転職エージェントを活用した転職活動がおすすめになってきます。
現在ブラック企業で働いていても腐ってはいけない理由
ここまで、ホワイト企業の求人に応募するためには
- 「求人をしっかり吟味すること」
- 「ある程度時間をかけて転職活動をすることが大事であること」
の2点が大事であり、そのために「転職エージェントを利用する」のが望ましいことについて述べてきました。
ただ、当然のことながら、残業が少なく給料も良いという快適な労働環境に転職しやすい人材というのは決まっています。
一言で言うと「しっかりとキャリアを積み重ねてきた即戦力人材」ですね。
もちろん、発展途上であっても、若くて、年齢に即した経験を積んでいる人材は、企業側も欲しがりますから、必然的にホワイト企業に転職しやすいということになります。
「即戦力」で「若い」人材ほどホワイト企業に転職しやすいということになるので、現在ブラック企業で働いていて、絶望感と過労から働く気を無くしている人であっても、今働いているキャリアは決して無駄にはならないため、労働時間が忙しくなくて、給料も適度にいい「ホワイト企業」に転職するためにも、メンタルをやられない(無理しすぎない)程度に、経験をしっかりと積んで、来るべき転職活動に備えることが大事になってきます。
人材によって入社しやすさはあれど、仕事が忙しくない職場の求人はありますし、募集要項さえ満たしていれば、タイミング次第で転職出来ますので、エージェントの転職求人には日ごろから目を通してチェックしておく必要はあります。