給料が低くて上りにくい会社には早めに見切りを付けよう
綺麗事抜きで言わせてもらうと、幸せな人生を送りたいのであれば、給料が安すぎる会社で長年働き続けることは避けたほうが良いと思っています。
言い換えると、「給料を上げるために今何をすべきか」を各人が真剣に考えるべきだとそう思うのです。
というのも、人並みのお給料をもらえないということは、自分の願望や欲しいモノを諦めることに直結するからです。
お金に余裕が全くないと、私たちは
- 今の給料では家族を養っていく自信がないからプロポーズを躊躇する
- 低所得のため経済的な理由で子供を持つ勇気を持てない
- 年収が低く貯金もないためマイホームの購入に踏み出せない
- 住宅ローンの支払いでお金がないため友人からの誘いをことごとく断ってしまう
という選択を取ってしまいがちになってしまいます。
もちろん一時的に金欠状態になることは誰にだってありますが、こんなのが一生続いてしまうとしたら全然幸せな状態ではないですよね。
そんなわけで私たちは、今現在そして将来的に生活に困らないレベルの給料をもらうためにはどうすべきかを常日頃考える習慣を持つ必要があると思うのです。
十分な給料の定義とは【安い?高い?】
給料を上げるために何をすべきか考える前に、まずはいくらぐらいもらえれば「十分な給料」と言えるのか、その定義について書いてみたいと思います。
サラリーマンの生涯獲得賃金の平均が2億と言われているので、定年まで働いても給料(ボーナス含め)のトータルが額面2億に到達しなそうであれば、給料が低いと言えそうな気もしますがどうなんでしょうか。
実は「十分な給料の定義」はとてもシンプルで「自分の生活に必要と思える金額を満たしているかどうか」が全てだと考えられます。
「自分は一生独身生活を貫くつもりだし、家は家賃月4万のアパートで満足しているし、将来的にも生活レベルを上げるつもりもない」という人であれば、その生活を満たせる給料を現在もらえているのであれば、特に何の問題もないでしょう。
一方「結婚して子供が生まれたので、広めの一戸建てを住宅ローンで購入したい」という人であれば、上記の人と同じ年収であれば、自分の生活に必要と思える金額を満たしているとは言えないでしょう。
十分な給料の定義は、各人の家庭生活環境によって全く異なるため、自分にとって今の給料が高いのか、低いのかが全てになります。
給与交渉しても大幅に年収アップする可能性が低い理由
給料を上げるために、まず考えられるのが、今いる会社との給与交渉でしょう。
年度末が近づいてくると、直属の上司と面談があり、来期の給料をいくらにするかの話し合いがもたれる会社も多いと思います。
ですが、実際のところ給与交渉にはそれほど過度な給料アップの期待は持てません。
給与交渉しても、大幅に年収アップする可能性が低いのが現状なんですね。
なぜかというと、周りの社員の理解を得られないような大幅な給与アップをしてしまうと、嫉妬や妬みから社内がぎくしゃくしてしまうため、バランスをとるためにも、「役職が付いた」などの正当な理由がない限りは、急激な給与アップは難しいのです。
一方、転職する会社との入社時の給与交渉については、周りの社員も入社前の会社の給料を知りませんし、興味もないため、実力に応じた大幅な給与アップが可能となります。
そのため、給料が低くて上りにくい会社で働いているのであれば、早めに見切りを付けて、自分の実力を「給料」として正当に評価してくれる会社に転職するのが、手っ取り早くて確実だということです。
※参考記事:正社員転職で活用をおすすめする転職エージェント【おすすめ順】
もちろん、企業側から高く評価されるためには、即戦力と認められる必要があるため、自分の市場価値を高める努力、自己研鑽を日々怠らないことが大前提となってきます。