転職エージェントとの面談って何を話すの?行かなくてもいいの?
転職を考えたら、まず真っ先にすることが「転職エージェントに登録すること」でした。
転職エージェントに登録すると、追って転職エージェントのCA(キャリアアドバイザー)から電話連絡が来ることになります。
転職エージェントごとに多少の違いはあると思いますが、この電話の目的は、
- 登録内容の確認(本人確認)
- 面談したいので都合の良い日程のヒアリング
の2点になります。
第三者による冷やかしの登録の可能性もゼロではないため、本人による登録であるかの確認をした後、転職者と直接会って話す面談の日程調整を行うということです。
転職エージェントとの面談で何を話すのか
転職エージェントとの面談で何を話すのかというと、
- 挨拶と自己紹介
- 転職活動状況の現状確認
- 職務経歴やキャリアについてのヒアリング
- 転職先の要望についてのヒアリング
- 公開、非公開求人の紹介
- 今後の転職活動の流れについての説明
- 質疑応答・アドバイス
一言で言うと、エージェントに登録してくれた転職者の「人となり」や「これまでの経験・キャリア」を面談を通して知ることで、手持ちの求人案件の中から最適な案件を紹介すること。
そして、転職活動がスムーズにすすむために関係性を構築することが、この面談の一番の目的になってきます。
1.明るく前向きな印象を持ってもらう
転職エージェント所属のコンサルタントやアドバイザーとの面談ということで、エージェントの利用が初めてだと緊張して身構えてしまう人もいるかと思いますが、採用企業との面接ではないので、自然体で臨んで全く問題ありません。
リラックスして、ありのままの自分を知ってもらえば良いですが、明るくポジティブで朗らかな印象を持ってもらえれば、キャリアアドバイザーとも、より良質な関係性を築くことができると思います。
服装はいつもの仕事の服装で問題ない
転職エージェントとの面談に際しての服装ですが、いつも仕事で着ている服で問題ないです。
スーツで仕事をしている人であれば、そのままスーツ着用で面談に臨めばよいですし、ネクタイなしのクールビズであれば、その恰好で構いません。
スマートカジュアルで働くのが一般的な職場も増えてきていますが、そのような場合でもスーツに着替える必要はないため、そのままエージェントとの面談に向かうと良いでしょう。
企業との転職面接の場ではなく、転職活動の際に味方になってくれる転職アドバイザーとの面談ですので、堅苦しく考える必要はありません。
ただし、良好な信頼関係を構築するためにも「常識ある社会人」として見られなければ話にならないため、清潔感のある格好は心がけるようにしましょう。
しわくちゃのシャツを羽織って、短パンとサンダルの恰好で面談に行っても、この人の転職をサポートしたいなどと誰も思わないのは当然なので、髪型や髭なども整えた上で爽やかな服装で面談に臨みましょう。
迷ったら、スーツ着用で良いと思います。
2.転職エージェントとの面談では真実を語りましょう
挨拶が終わると、エージェント側から転職活動状況をいろいろ聞かれることになりますが、気を付けることとして「都合が悪いことを隠さず決して嘘を付かない」ということを心がけてください。
職歴やスキルをごまかす行為はNGですし、嘘を付いてもお互いに何の得もありません。
私たちが転職活動していくうえで、転職エージェントは唯一と言っていいほど力強い味方となってきます。
希望の求人を紹介してくれますし、面接が不安であれば、キャリアアドバイザーが模擬面接なども行ってくれます。
そうした信頼関係を構築するためにも、転職エージェントには自分の情報を「正しく」「具体的かつ正確」に「真実のみ」を伝えましょう。
万が一、言っていたことが虚偽であることが後々発覚した場合、エージェント側に多大な迷惑をかけてしまいますし、当然その後は利用拒否されることになると思います。
得てして私たちは求人企業との転職面接の際、多少背伸びをして、経験を水増ししがちですが、私たちに寄り添って転職を全面的にサポートしてくれる担当者には、正直であった方が得なことが多いですし、嘘を言わないと転職できないような経験しか積んでいないのであれば、どのみち優良企業への転職は難しいでしょう。
このように転職エージェント側に誠実であり続けることが大前提ですが、もしもこのキャリアアドバイザーはちょっと信頼できないな、頼りないなと感じたら、遠慮することなく担当のCAをチェンジすることも可能ですし、他の転職エージェントをメインに活用しても良いと思うので、まずは目の前の担当者と信頼関係を築くことを最優先にすると良いでしょう。
※関連記事:転職エージェントは複数登録した方がスムーズに転職活動できます
4.転職エージェントとの面談は断らない方が良いです
在職のまま転職活動を行う人が多いと思いますし、エージェントの拠点が自宅や職場から離れていて、面談に行くのが難しいという人も多いと思います。
そうした背景もあり「転職エージェントとの面談を行わず、メールや電話のみで転職サポートを受けることが出来るか」という質問がよく寄せられると耳にします。
基本的には、転職エージェント側が決めた規則に依存することになるため、直接面談に来れないのであれば転職サポートは不可としている多くのエージェントであれば、利用拒否されることになりますし、電話で転職意思の確認が取れたら、遠隔地の登録者は電話やメールでの転職サポートの対応が可能というエージェントであれば、直接相対しての面談を行わなくても利用することは出来るということになります。
ですが、どのような理由があろうと、転職エージェントとの面談は断らない方が間違いなく良いです。
直接面談をしなくても利用可能というエージェントであっても、表立って利用拒否はしないものの、一度も会ったことがない登録者に対して、実際会ってリレーションが構築出来ている登録者と同等の的確な転職サポートを行えるとは思えません。