宗教っぽいマインド論、精神論が多い経営者は要注意!
このように、転職マニアの初めての転職は失敗に終わりましたが、この会社を短期間とはいえ経験できたことでブラック企業の特徴がよくわかったことは貴重な経験となりました。
ブラック企業に関する悪いニュースを耳にする日が増えましたが、なにも企業そのものが悪いわけではありません。
悪いのは、ねじ曲がったマインドで従業員をあらゆる手段で搾取する方法を考えている、自分勝手な未熟な経営者なんです。
ブラック企業がオーナー社長が経営する会社に多いのは、ほとんどの株式をオーナー社長が保有しており、経営者が会社は自分のモノであると勘違いしていることに他なりません。
ブラック企業を見分ける方法は、社長が会社経営についてどのような考えを持っているか、その本質を見極めることとほぼ同じことだといえるということです。
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ふとした瞬間出る傲慢な口癖を見逃すな
ブラック企業経営者は、例外なく利己的で傲慢な考えを会社経営に関して持っています。
ただ、面接時の一瞬のタイミングでブラック企業経営者なのか見抜くのは難しいですよね。
私たち求職者もそうですが、採用担当者にしろ、採用企業の取締役や社長にしても、会社説明会や面接の時には多少なりとも良いところを見せるものです。
つまり、初対面でブラック経営者なのかどうかを見極めることは、また本心を探ることは難しいということです。
ただし、ブラック企業経営者特有の特徴を事前に知っておくことは無駄ではありません。
ふとした拍子に出たブラック企業経営者特有の口癖を拾うことができる可能性があるからです。
宗教じみたマインド論の多い社長には要注意!
ブラック企業経営者には共通点がありますが、
- お客様のために自らを犠牲にしろ
- 現実的ではない大きな売上目標を立てたがる
- 精神論が多くなる
- 上場するレベルでもないのに、将来の上場のことばかり口にする
このようなことをよく口にします。
共通するのは、結果的に経営者自身が得する話ばかり。
「いやいや、自分のできることを精一杯頑張りますが、仕事でプライベートを犠牲にしたいとは思いませんよ。」
「自分を犠牲にしたいのは社長のお考えですから、そう思うのであれば社長が自分自身をどうぞ犠牲にしてください。」
従業員からしたら、そう思うのが普通の感覚ではないでしょうか?
従業員は社長を設けさせるために働いているわけではない
固定給30万程度払ってるからって、「お前らの意思はどうでもいいから、24時間365日お客様のことだけを考えてろ。会社にへばりついてろ」なんてどう考えてもおかしいですよね。
お客さんからの感謝のお言葉があれば、飯も食べなくても生きていけるとでも言いたいのでしょうか?
自分の会社のもうけを増やすために、著名な経営者の言葉を都合よく引用したり、精神論や根性論で馬車馬のように働かせることを正当化する経営者は、ただ自分が金持ちになりたいための自己中野郎です。
そんな会社を絶対に儲けさせてはいけません。
さっさと倒産することが日本社会のためにもいいことだと思います。
転職に失敗したら一日も早く転職活動を再開すべき
転職マニアが初めて転職した会社は、まさにこのようなブラック企業と呼ばれる典型的な会社だったのです。
転職マニアは、その会社に転職して3か月後には転職活動をはじめていました。
絶対に同じ過ちだけは繰り返さないように、固く心に誓って。
ちなみに、「どんな理由があれど1つの会社に最低でも3年はいるべき」という根性論を聞いたことがある人もいると思いますが、それは昨今の「職場」にはまったく当てはまらないどころか逆効果です。
確かに、誰もがうらやむ大企業であれば、どんな理由があっても3年間はしがみつくべきという気持ちもわからなくもないですが、終身雇用なんてとっくに終わっていて、大企業でもいつリストラされるか誰にもわからない現在において、大事にすべきは「自分のキャリア」以外にないのが実情です。
そのため、「転職が失敗だった」と思ったら1日でも無駄にすべきではなく、次の職場を見つけるのが合理的な選択になってきます。
※参考記事:20、30代が正社員転職するならこの転職エージェントを活用しよう
ちょっと話はそれますが、次は転職活動の中でも重要な位置を占める「履歴書」と「職務経歴書」を詐称したら、どいういう結末が待っているのかについて書いてみたいと思います。
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