入社前に聞いてた話と違う場合どうすべき?
社会人人生が長くなると、「入社したけど、事前に聞いてた話と全然違うじゃん!」ってケースにぶち当たることも珍しくなくなります。
例えば
- 賞与についての面接時の説明と現状が全く違った
- 見込残業制と聞いていたのに、タイムカードすらなく残業代が出たためしがない
- 完全週休2日制と聞いてたのに休日出勤ある週の方が多い
- ソフトウェア開発の仕事と聞いていたのに、実際はテストや雑務ばかりの毎日
など典型的な例で、入社後に「ダマされた」と気付くパターンです。
「労働者を雇用する際に、労働条件を明示する必要があると労働基準法でも定められてますよね?」
と声高に叫んでみたところで、おそらく何も変わりません。
ブラック企業に代表されるように、社員をコマの一つとしかみていない愚かな企業は、入社時の約束なんていちいち守りやしません。
転職(就職)してきたばかりのこちらの足元を見て、
「これから頑張って我が社の戦力にならなければならない新人が何偉そうなこと言ってるの?嫌ならやめれば?」
と取り合ってくれないということです。
このような、「入社前に聞いてた話と入社後の現実がまるで違う」って場合どのように対処すべきなのでしょうか?
まずは転職活動時の気持ちを思い起こしてみる
まずは、入社が決まるまでの「転職活動」の期間どのような気持ちだったのかを思い起こしてみることから始めます。
「どこでもいいので、どこかの会社に潜り込みたかった」
という切羽詰まった人であれば、多少聞いていた話と違ったとしても、約束を破ったその会社に定年までしがみついてみるのも一つの選択肢でしょう。
ただ、このような、労働基準法すら守らず、社員を兵隊のように扱うブラック企業が、定年まで社員を守ってくれる可能性はほとんどゼロでしょうね。
そもそも、そんな適当な会社が数十年後まで倒産せずに残っているかどうかも怪しいです。
一方、
- 「自分のやりたいことをやらせてもらえる会社を探していた」
- 「家族と一緒の時間を増やすために残業が少な目の会社を探していた」
- 「年収を上げたかったので、残業代やボーナスをちゃんと支払ってくれる会社を探していた」
- 「定年まで安心して働けるような関係が築けそうな会社を探していた」
という人は、こんな面接時の約束もすぐに反故にする会社に、今後の貴重な社会人人生を費やす必要はないでしょう。
転職の現状が「年齢に比例して厳しくなる(年取ってからの転職は難しい)」ことを考えると、転職回数など気にせず、間髪入れず「転職エージェント使って転職活動する」というので間違ってないと思っています。
「転職回数」や「入社後すぐの転職」は、その理由を自分自身がしっかり理解できていれば、たいして深刻に考える必要はないです。
それよりも、あなたの貴重なキャリアを無駄にしないために、今何をすべきかを考える方が有益だと思います。