倒産しそうな会社の特徴と見分け方

倒産しそうな会社の特徴と見分け方

倒産しそうな会社の特徴と見分け方

倒産しそうな会社の特徴と見分け方いずれ近いうちに倒産する可能性が高い会社に好き好んで入社する人はいないでしょう。

急激に業績が悪化して、自分の会社が倒産して路頭に迷ってしまったというのは、避けようがないのかもしれませんが、倒産しそうな会社というのは、ある程度事前に予測できる場合があるので、あらかじめ消去法で選択肢から除外することが出来ます。

そこで、倒産しそうな会社の特徴と見分け方について書いていたいと思います。
特に30歳過ぎてから、自分の定年退職前に倒産しそうな会社に転職してしまうのは、可能な限り避けましょう。

いくらでも無理がきく20才の人は、倒産しそうな会社に入ってしまうのも、社会人勉強の一つと割り切ることも可能ですが、中高年者と呼ばれる40代、50代になって会社が倒産してしまうと、よほど他と差別化されたキャリアがなければ、転職するのは難しくなってくるからです。

結論からいうと、倒産しそうな会社の特徴を自分なりに理解したうえで、転職エージェントの担当コンサルタントに相談しながら、転職先企業を吟味していくのがおすすめです。

参入障壁が低く汎用的なビジネスモデルの会社は危険

これは、客観的に見分けることが出来る指標なので、転職時冷静に分析してほしいのですが、参入障壁が低く汎用的なビジネスモデルの会社は、参入障壁が高く、差別化されたビジネスモデルの会社に比べ、倒産リスクは極めて高くなります。

なぜなら、市場(マーケット)規模が一定である以上、ビジネスというのは所詮パイの奪い合いであり、参入障壁が低ければ低いほど、売り上げを他の新規参入企業に奪われるリスクが高くなるからです。

そういった市場をレッドオーシャンといいますが、この市場で商売している企業は、会社の先行きを読みにくい上に、安定とは無縁であることを覚えておいた方がいいです。

特にこういったレッドオーシャンで商売しいる企業が、中小零細規模であれば、経営者のミス一つが命取りとなってしまう場合があります。

参入障壁が低く汎用的なビジネスモデルは、低予算で参入することが出来るので、参入するのは簡単ですが、会社を長期間存続させるのは非常に難しいのです。

ご自身の年齢をよく考え、最後の転職にしたいと考えている人は、企業のビジネスモデルを冷静に分析してみることがとても重要になってくると思います。

経営者が固定費を甘く見てる会社はいずれ倒産する可能性大

自分の会社の売り上げや利益以上の正社員を雇ってしまう会社は倒産する可能性が高いです。
これは一言でいうと、その経営者に企業経営の素質・才覚がそもそもないということにつきます。
会社経営者としての器が備わっていないということです。

例えば、売り上げが年商8億の会社が、正社員を100人も抱えていたとしたらどうでしょう?
その会社の利益率や一人当たりの平均給与にもよりますが、内部留保に余裕を持った会社とは言えないと思います。

経営者は孤独ですからね、、
たくさんの社員を雇って、囲まれたい気持ちはよくわかるのですが、そうしてしまうと、今いる社員を路頭に迷わせてしまう危険性があることを十分認識するすべきだと思います。

経営者が固定費を甘く見てる会社はいずれ倒産する可能性が少なくないということを覚えておいてください。

マインド、精神論が多い社長が経営する中小企業は危険

これは一概には言えないのですが、マインド、精神論がうんざりするほど多い社長が経営する中小企業は要注意です。

もちろん社長のメッセージとして、適度な精神論はメリハリとして必要でしょう。

ですが考えても見てください。
ゆったりとした資本、内部留保を持っている企業であれば、余裕を持って経営しているはずです。
なにも、自身のマインド論を従業員にまで押し付けて、必要以上に切磋琢磨させる必要などないでしょう。

  • 24時間365日お客様のことを考えていろ
  • 与えられた仕事を終わらせれば、お前の仕事は終わりなのか?
  • 他のメンバーが仕事が終わらず帰れないでいるのに、お前はもう帰るつもりか?
  • 徹夜で仕事するぐらいじゃないと一人前じゃないよ。

こういった、マインド論で社員を精神的に追い詰めていくタイプの経営者は、人材を消耗品として考えているタイプが多いので、そういった未来のない会社に転職するのは辞めておいた方がいいです。

以上、倒産しそうな会社の特徴と見分け方についてお話ししましたが、結論としては「ビジネスモデルと社長の器」に着目して、参入障壁が低く、マインド論ばかりのつまらない会社は、消去法で最初から選択肢から外すというのがポイントだと思います。

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