大学は就職予備校だと思って間違いない。
みなさんは何のために大学に通っていますか?
大学じゃなくて、採取学歴が短大でも専門学校でも高校でも同様の問いかけを自分自身にしてみてください。
本音の部分で、「大学は親元を離れて自由に遊ぶために通っている」って思っている学生がいたら、その考えを今すぐ考え直した方がいいです。
なぜなら、新卒採用での就活が成功するか否かで、みなさんの今後の人生は大きく変わってしまうからです。
賛否あるとは思いますが、大学は就職予備校だと思って、入学した当初から、就活開始までの数年間の計画を綿密に立てることがとても重要になってきます。
就活の成功とは大企業の内定を勝ち取ることではない
誤解してほしくないのですが、就活の成功とは大企業の内定を勝ち取ることではありません。
定年まで働くのであれば、40年近くサラリーマンとして働く必要があります。
好きでないことを、最初の会社で40年近く続けることなど、はっきり言って普通の人間には無理です。
私は、かれこれ15年近くサラリーマンを続けていますが、思いつく同年代の知人(100人位)を見る限り、ざっくり4回程度転職している人が一番多いです。
私の年代が就職氷河期世代ってこともありますが、大企業入社組であっても転職している人の方が圧倒的に多いですね。
私の周りだと、新卒で入社した会社を転職することなく20年近く一つの会社で働き続けた人は、1割にも満たないです。
でも、その1割弱の知人に共通して言えることが、「大好きなことを一貫してやらせてもらえる会社に就職できた」ということなんですよね。
会社で働いていると、「泣きたいほど辛いこと」なんて日常茶飯事です。
そんな中、定年まで一度も会社を辞めることなく働き続けることが結局、
- それなりに大手で有名
- 給料がそこそこ高い
- 会社の利益が多い
ってだけで、大して思い入れのない会社に入社したところで、数年以内に辛くなって辞めるはめになることは目に見えています。
よく3年以内の離職率が3割と言いますが、これは中小零細企業に限った話ではないのです。
好きなことを見つけるために遊ぶことは大事
- 最初に就職する会社の選定はとても大事
- 会社の規模ではなく好きな仕事ができる会社を選ぶことが大事
それを自覚した上で、色々な経験を学生時代に積みましょう。
好きなことを見つけるためには、時として遊ぶことも大事になってきます。
息抜きをすべきという話ではなく、好きな業界を中心に就活するためには、幅広い経験を通じて、「自分の好きなこと」、「自分の嫌いなこと」をはっきりさせておくことはとても大事になってくるのです。
ポイントは、自分の嫌いなことを知ること。
遊びやアルバイトなど色々な経験を通じて、自分が直感的に好きではないこと、苦手なことが次第にわかってきます。
こうした、苦手なことを克服することは、それなりに大事ではありますが、わざわざ好きでもないことを仕事にする必要はありません。
得手不得手というのは人それぞれ異なりますし、好きなことを仕事でも追い求めていった方が物事が上達するスピードは速いです。
最初に入社した会社が思ったような会社ではなかったら早めに転職する
実際に働いてみないと、その会社が自分の思っていたような会社かどうかはわかりません。
でももし自分が思っていたのと全く異なる会社であったことがわかり、この会社で一生働くのが無理と察知したのであれば、早めに転職を検討したほうが良いでしょう。
若いうちはいくらでもやり直しができます。
第二新卒の転職者向けの転職エージェントなども用意されているため、軌道修正するなら、年齢的に第二新卒要件から外れないうちに、早めに転職活動を始めたほうが良いでしょう。
転職は年齢が高くなれば高くなるほど、難しくなるため、「石の上にも三年」のような、根性論で、いずれ辞めようと思っている会社で働き続けて時間を無駄にする行為は得策ではないと感じてます。
こうした転職活動を少しでも少なくするために、大学は就職予備校だと思って、「自分の好きなことを任せてもらえる業界、企業はどんなところなのか」を真剣に探し続けてほしいなと強く感じています。